
RTX4060は、NVIDIAの最新GPU世代であるAda Lovelaceアーキテクチャを採用したミドルレンジモデルです。前世代のRTX3060と比較して、演算性能やレイトレーシング性能が向上しています。特筆すべきは、消費電力が170Wから115Wへと大幅に低減されたことです。
RTX4060搭載ゲーミングPCの主要スペックを比較してみましょう。
スペック | RTX4060 | RTX3060 | RTX4060 Ti |
---|---|---|---|
CUDAコア | 3072 | 3584 | 4352 |
ベースクロック | 1.83GHz | 1.32GHz | 2.31GHz |
ブーストクロック | 2.46GHz | 1.78GHz | 2.54GHz |
メモリ容量 | 8GB GDDR6 | 12GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
メモリ帯域幅 | 272GB/s | 360GB/s | 288GB/s |
消費電力 | 115W | 170W | 160W |
RTX4060は、メモリ容量と帯域幅ではRTX3060に劣るものの、クロック周波数の大幅な向上と消費電力の低減を実現しています。
RTX4060搭載PCのゲーミング性能を、いくつかの人気タイトルでフレームレートを比較してみましょう。
これらの数値は、DLSS機能を使用しない場合の平均的なフレームレートです。DLSS 3を有効にすると、さらに20-40%程度のフレームレート向上が期待できます。
RTX4060の詳細なベンチマーク結果はNVIDIA公式サイトで確認できます
DLSS 3は、RTX40シリーズの目玉機能の一つです。AI技術を用いてフレームを生成することで、大幅なパフォーマンス向上を実現します。
例えば、サイバーパンク2077では、DLSS 3を有効にすることで、フレームレートが約2倍に向上するケースもあります。これにより、レイトレーシングをONにしても、滑らかなゲームプレイが可能になります。
RTX4060の大きな特徴の一つが、優れたワットパフォーマンスです。115Wという低消費電力ながら、前世代のRTX3060 Ti(200W)に匹敵する性能を発揮します。
これにより、以下のメリットがあります:
特に、既存PCのグラフィックカードをアップグレードする場合、電源ユニットの交換が不要になる可能性が高いのは大きなメリットです。
RTX4060搭載ゲーミングPCの中から、特におすすめのモデルをいくつかピックアップしてご紹介します。
コスパを重視するなら、以下のようなスペックのモデルがおすすめです:
このクラスのPCは、フルHD解像度でのゲームプレイに十分な性能を持ちつつ、価格を抑えています。エントリーモデルとして、または既存PCからのアップグレード先として適しています。
性能と価格のバランスが取れたモデルは以下のようなスペックです:
このクラスのPCは、WQHD解像度でのゲームプレイや、動画編集などのクリエイティブ作業にも対応できる性能を持っています。
RTX4060の性能を最大限に引き出すハイエンドモデルは以下のようなスペックになります:
このクラスのPCは、ゲーミングだけでなく、3DCG制作や機械学習などの高負荷タスクにも対応できる高性能モデルです。
RTX4060の低消費電力という特性を活かした小型ゲーミングPCも注目です。
小型モデルは、リビングPCとしても人気があります。テレビに接続して、コンソールゲーム機のような感覚でPCゲームを楽しむことができます。
RTX4060搭載PCを選ぶ際は、将来のアップグレードも考慮に入れると良いでしょう。
これらの点に注意を払うことで、将来的なグラフィックカードやCPUのアップグレードがスムーズに行えます。
RTX4060搭載ゲーミングPCを選ぶ際のポイントをまとめてみましょう。
用途に応じて、以下のようなポイントに注目すると良いでしょう:
予算に応じたおすすめ構成を紹介します: