ゲーミングPCライトを消す方法
ゲーミングPCのライトを消す3つの方法
🖥️
BIOS設定
マザーボードのBIOS設定からライトを制御
💻
専用ソフトウェア
メーカー提供のRGB制御ソフトを使用
🔧
物理的な方法
LEDコネクタを取り外すなどの物理的対応
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カスタムゲーミングPC
ゲーミングPCのBIOS設定でライトを消す手順
ゲーミングPCのライトを消す最も基本的な方法は、BIOS(Basic Input/Output System)の設定を変更することです。以下に、一般的なBIOS設定の手順を紹介します:
- PCを再起動し、起動時に「Delete」キーまたは「F2」キーを連打してBIOS画面に入ります。
- BIOS画面で「Power Management Setup」または「AURA」という項目を探します。
- LED関連の設定を探し、「Disabled」または「Off」に変更します。
- 設定を保存して再起動します。
具体的な設定項目は、マザーボードのメーカーや型番によって異なります。例えば、ASUSのマザーボードでは「AURA」タブ内に「Stealth Mode」という項目があり、これを有効にすることでほとんどのLEDを消すことができます。
ASUSのROGシリーズマザーボードのAURA設定に関する詳細情報
注意点として、BIOS設定を変更する際は慎重に行う必要があります。誤った設定変更はシステムの不安定化を招く可能性があるため、自信がない場合は専門家に相談することをおすすめします。
ゲーミングPCの専用ソフトウェアでライトを制御する方法
多くのゲーミングPC製造メーカーは、RGB LEDを制御するための専用ソフトウェアを提供しています。これらのソフトウェアを使用することで、より細かいLED制御が可能になります。
主要メーカーの代表的なRGB制御ソフトウェア:
- ASUS: Armoury Crate
- MSI: Mystic Light
- Gigabyte: RGB Fusion
- Corsair: iCUE
- Razer: Chroma Studio
これらのソフトウェアでは、LEDの色や明るさ、点灯パターンなどを詳細に設定できます。また、完全に消灯させることも可能です。
使用方法の一例(ASUS Armoury Crateの場合):
- Armoury Crateをインストールし、起動します。
- 「デバイス」タブから対象のデバイスを選択します。
- 「Aura Sync」または「ライティング」セクションを開きます。
- 「ダーク」モードを選択するか、明るさを0%に設定します。
専用ソフトウェアを使用する利点は、PCの電源を切らずにリアルタイムで設定を変更できることです。また、ゲームやアプリケーションと連動してLEDを制御することも可能です。
ゲーミングPCのライトを物理的に消す方法と注意点
ソフトウェアでの制御が難しい場合や、完全にLEDを無効化したい場合は、物理的な方法を検討することができます。ただし、この方法はある程度の技術知識と注意が必要です。
物理的にライトを消す方法:
- PCの電源を完全に切り、電源ケーブルを抜きます。
- PCケースを開けます。
- LEDに接続されているコネクタを特定します。
- コネクタを慎重に取り外します。
注意点:
- 静電気対策を行ってください。
- コネクタの取り外しは慎重に行い、無理な力を加えないでください。
- 取り外したコネクタは、後で再接続できるように保管しておきましょう。
この方法は、特にケースファンやCPUクーラーのLEDを消す際に効果的です。ただし、マザーボードに直接実装されたLEDの場合、この方法は適用できない可能性があります。
物理的な方法は確実にLEDを消すことができますが、保証が無効になる可能性があるため、自己責任で行う必要があります。
ゲーミングPCのライトが消えない場合のトラブルシューティング
上記の方法を試してもライトが消えない場合、以下のトラブルシューティングを行ってみましょう:
- ドライバーの更新:
RGB制御に関連するドライバーが最新でない可能性があります。マザーボードやグラフィックカードのドライバーを最新版に更新してみてください。
- Windows電源オプションの確認:
Windowsの電源オプションで、USBの選択的サスペンドを無効にすることで、一部のUSB接続デバイスのLEDが消える場合があります。
設定手順:
- コントロールパネル → 電源オプション → プラン設定の変更 → 詳細な電源設定の変更
- 「USBの設定」 → 「USBの選択的サスペンドの設定」を「無効」に設定
- CMOS リセット:
BIOSの設定が正しく保存されていない場合、CMOSリセットが効果的な場合があります。ただし、この操作はすべてのBIOS設定を初期化するため、慎重に行う必要があります。
- ファームウェアの更新:
マザーボードやデバイスのファームウェアが古い場合、LED制御に問題が生じる可能性があります。製造元のウェブサイトで最新のファームウェアを確認し、必要に応じて更新してください。
- 専門家への相談:
上記の方法でも解決しない場合は、PCショップや製造元のサポートに相談することをおすすめします。
Reddit上のRGBライトが消えない問題に関する議論(英語)
ゲーミングPCのライトを消すことによる省エネ効果と性能への影響
ゲーミングPCのライトを消すことは、見た目の問題だけでなく、省エネ効果や性能への影響も考慮する価値があります。
省エネ効果:
LEDライトの消費電力は個々のケースによって異なりますが、一般的に以下のような省エネ効果が期待できます:
- 一般的なRGB LEDストリップ(30cm):約2-3W
- RGB対応ファン(1個):約1-2W
- マザーボード上のLED:約0.5-1W
これらを合計すると、フルRGB構成のPCで5-10W程度の省エネになる可能性があります。年間で考えると、電気代にして数百円から千円程度の節約になります。
性能への影響:
LEDを消すことによる直接的な性能向上はほとんどありませんが、以下のような間接的な効果が考えられます:
- 発熱の軽減:
LEDも熱を発生させるため、特に高輝度のLEDを多用している場合、消すことでわずかながら発熱を抑えられる可能性があります。
- 電力の有効活用:
省エネされた電力は、CPUやGPUなど、性能に直結するコンポーネントに回すことができます。特にオーバークロックを行っている場合、この余剰電力が安定性向上に寄与する可能性があります。
- ノイズの軽減:
一部のRGB制御システムは、電源ラインにノイズを発生させることがあります。LEDを消すことで、このノイズが軽減され、安定性が向上する可能性があります。
ただし、これらの効果は多くの場合、理論上のものであり、実際の使用では感じ取れないレベルの差異である可能性が高いです。LEDを消す主な目的は、あくまで個人の好みや使用環境に合わせることであり、性能向上を期待して行うものではありません。
結論として、ゲーミングPCのライトを消すことは、主に美的な理由や集中力の向上、就寝時の邪魔にならないようにするなどの目的で行われるべきです。省エネ効果はボーナスとして考え、性能への影響はほとんど期待しないのが現実的な姿勢と言えるでしょう。