ゲーミングPC 20万円で自作する方法とコツ

ゲーミングPC 20万円で自作する方法とコツ

20万円でハイスペックなゲーミングPCを自作する方法を詳しく解説。パーツ選びから組み立てまでのポイントを紹介します。この予算でどこまでの性能が実現できるのでしょうか?

ゲーミングPC 20万円自作のポイント

20万円ゲーミングPC自作のポイント
🖥️
バランスの良いパーツ選び

CPUとGPUのバランスを重視し、予算配分を最適化

💰
コストパフォーマンスの追求

性能と価格のバランスが取れたパーツを選択

🔧
将来のアップグレードを考慮

拡張性のあるパーツを選び、長期的な使用を視野に入れる




カスタムゲーミングPC

ゲーミングPC 20万円の予算配分

20万円のゲーミングPCを自作する際の予算配分は非常に重要です。一般的な目安として、以下のような配分が推奨されます:

  • CPU:約20%(4万円程度)
  • GPU:約40%(8万円程度)
  • マザーボード:約10%(2万円程度)
  • メモリ:約10%(2万円程度)
  • SSD:約5%(1万円程度)
  • 電源:約7%(1.4万円程度)
  • ケース:約5%(1万円程度)
  • その他(CPUクーラーなど):約3%(6千円程度)

 

この配分は、ゲーミング性能を最大化するためにGPUに重点を置いています。ただし、個人の好みや使用目的によって多少の調整が必要になる場合もあります。

ゲーミングPC 20万円で選ぶCPUとGPU

20万円のゲーミングPCで最も重要なのは、CPUとGPUの選択です。2024年現在、以下のような組み合わせがおすすめです:

  1. CPU:AMD Ryzen 5 7600 または Intel Core i5-13600K
  2. GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti または AMD Radeon RX 6700 XT

 

これらの組み合わせは、フルHD解像度で多くの最新ゲームを高設定でプレイできる性能を持っています。特にRTX 4060 Tiは、DLSS 3.0技術によりフレームレートを大幅に向上させることができます。

 

CPUとGPUの詳細な比較や最新の性能ベンチマークについては、以下のリンクが参考になります:

 

Tom's Hardwareのグラフィックカード性能階層

ゲーミングPC 20万円のメモリとストレージ選び

メモリとストレージの選択も、ゲーミングPCの性能に大きく影響します。

 

メモリ:

  • 容量:16GB8GB×2)が標準
  • 速度:DDR4-3200MHz以上、または選択したCPUに対応するDDR5
  • デュアルチャンネル構成を採用

 

ストレージ:

  • システム用:NVMe SSD 500GB以上
  • ゲーム用:追加のSATA SSD 1TB(予算に余裕がある場合)

 

NVMe SSDは、ゲームの読み込み時間を大幅に短縮し、システム全体の応答性を向上させます。容量と速度のバランスが取れた製品を選ぶことが重要です。

ゲーミングPC 20万円の電源とケース選び

電源とケースは、システムの安定性と将来のアップグレード性に影響を与える重要なパーツです。

 

電源:

  • 容量:650W~750W
  • 80PLUS認証:Gold以上を推奨
  • モジュラー式:ケーブル管理が容易

 

ケース:

  • サイズ:ミドルタワー
  • 冷却性能:前面と上面に120mmファンを2つ以上搭載可能
  • 拡張性:長いグラフィックカードに対応
  • ケーブルマネジメント:背面にケーブルを隠せる構造

 

電源は、システムの安定性と効率性を確保するために重要です。信頼性の高いブランドの製品を選ぶことをおすすめします。

 

ケースは、見た目だけでなく、冷却性能と拡張性も考慮して選びましょう。適切な冷却は、パーツの寿命を延ばし、安定したパフォーマンスを維持するのに役立ちます。

ゲーミングPC 20万円自作の隠れた注意点

20万円でゲーミングPCを自作する際、見落としがちな注意点がいくつかあります:

  1. OS代の考慮:Windows 11のライセンス費用(約1.5万円)を忘れずに予算に入れましょう。
  2. 周辺機器の予算:モニター、キーボード、マウスなどの周辺機器も必要です。これらを含めると総予算は20万円を超える可能性があります。
  3. 保証とサポート:自作PCは個々のパーツごとに保証が適用されます。トラブル時の対応を考慮して、信頼性の高いブランドを選ぶことが重要です。
  4. 消費電力電気代:高性能なパーツを使用すると消費電力が増加します。長期的なコストを考えると、効率の良い電源や省電力設計のパーツを選ぶことも大切です。
  5. ノイズレベル:高性能なパーツは発熱も多くなりがちです。静音性を重視する場合は、追加のケースファンや高性能CPUクーラーの導入を検討しましょう。

 

これらの点を考慮することで、より満足度の高いゲーミングPCを自作することができます。

 

自作PCの組み立て方や注意点については、以下のYouTube動画が参考になります:

 

Bitwit KyleによるPC組み立てガイド(英語)

ゲーミングPC 20万円自作の組み立て手順

20万円のゲーミングPCを自作する際の基本的な組み立て手順を紹介します。初心者の方でも安心して取り組めるよう、各ステップを詳しく解説します。

ゲーミングPC 20万円自作の準備と安全対策

組み立て作業を始める前に、以下の準備と安全対策を行いましょう:

  1. 作業環境の整備:

    • 清潔で平らな作業スペースを確保
    • 静電気防止マットの使用(可能な場合)
    • 十分な照明の確保

  2. 必要な工具の準備:

    • プラスドライバー(サイズ #1 と #2)
    • 静電気防止リストバンド
    • サーマルペースト(CPUクーラーに付属していない場合)
    • ケーブルタイ

  3. 安全対策:

    • 静電気防止リストバンドの着用
    • 金属製の物に触れて体内の静電気を放電
    • パーツの取り扱いは端を持ち、金属部分には触れない

  4. マニュアルの確認:

    • 各パーツの取り付け方法をマニュアルで事前に確認
    • 不明点があれば、製造元のサポートページや動画を参照

 

これらの準備を整えることで、安全かつスムーズな組み立て作業が可能になります。

ゲーミングPC 20万円自作のCPUとマザーボード取り付け

CPUとマザーボードの取り付けは、PCの心臓部を構築する重要なステップです。以下の手順で慎重に作業を進めましょう:

  1. マザーボードの準備:

    • 静電気防止袋からマザーボードを取り出し、マニュアルを参照しながら各部品の位置を確認
    • マザーボードをボックスの上に置き、作業を行う

  2. CPUの取り付け:

    • CPUソケットのレバーを解除し、ソケットカバーを開ける
    • CPUの向きを確認し、ソケットに静かに置く(力を入れて押し込まない)
    • ソケットカバーを閉じ、レバーを元の位置に戻す

  3. CPUクーラーの取り付け:

    • CPUの表面にサーマルペーストを薄く均一に塗布(クーラーに予め塗布されている場合は不要)
    • クーラーをCPUの上に慎重に置き、マザーボードに固定
    • クーラーの電源ケーブルをマザーボードのCPUファンヘッダーに接続

  4. メモリの取り付け:

    • マザーボードのメモリスロットのロックを開く
    • メモリの向きを確認し、スロットに挿入(カチッと音がするまで押し込む)
    • デュアルチャンネル構成の場合、マニュアルを参照して正しいスロットに取り付ける

  5. M.2 SSDの取り付け(該当する場合):

    • マザーボードのM.2スロットを確認
    • SSDをスロットに挿入し、付属のネジで固定

 

これらの手順を慎重に行うことで、PCの基本構成が完成します。各ステップでパーツが正しく装着されているか、再度確認することが重要です。

ゲーミングPC 20万円自作のケース内配置とケーブル管理

ケース内のパーツ配置とケーブル管理は、PCの冷却効率と見た目に大きく影響します。以下のポイントに注意して作業を進めましょう:

  1. マザーボードの取り付け:

    • ケースにI/Oシールドを取り付ける
    • スタンドオフの位置を確認し、必要に応じて調整
    • マザーボードをケースに慎重に設置し、ネジで固定

  2. 電源ユニットの取り付け:

    • ケースの指定位置に電源ユニットを設置
    • 必要なケーブルのみを取り出し、余分なケーブルは電源ユニット内に収納

  3. グラフィックカードの取り付け:

    • マザーボードのPCIeスロットのロックを解除
    • グラフィックカードを慎重に挿入し、ケースに固定
    • 必要な電源ケーブルを接続

  4. ストレージの取り付け:

    • 2.5インチSSDや3.5インチHDDをケースの指定位置に取り付け
    • 電源ケーブルとSATAケーブルを接続

  5. ケーブル管理:

    • ケースの背面を利用してケーブルを整理
    • ケーブルタイを使用して束ねる
    • エアフローを妨げないよう、ケーブルをフラットに這わせる

  6. ケースファンの取り付け:

    • 付属のケースファンを適切な位置に取り付け
    • ファンの向きを確認し、エアフローが適切になるよう設置

 

適切なケーブル管理は、単に見た目を良くするだけでなく、エアフローを改善し、パーツの寿命を延ばす効果があります。時間をかけて丁寧に行うことをおすすめします。

 

ケーブル管理のコツについては、以下のリンクが参考になります:

 

 

ゲーミングPC 20万円自作の動作確認とOS導入</h