Intel UHD Graphics ゲーム性能とベンチマーク比較や最適化設定

Intel UHD Graphics ゲーム性能とベンチマーク比較や最適化設定

Intel UHD GraphicsでPCゲームはどこまで遊べるのか、実際のベンチマーク結果や対応タイトル、FPS向上の最適化設定まで詳しく解説しますよ。内蔵GPUでも快適にプレイできるゲームを知りたくありませんか?

Intel UHD Graphics ゲーム性能

 

この記事でわかること

🎮

実際のゲーム性能

 

15種類以上のゲームタイトルでのベンチマーク結果とFPS値を公開

⚙️

最適化設定

 

BIOSやドライバー設定でFPSを向上させる具体的な方法

📊

世代別性能比較

 

UHD 620、630、730、770の性能差とグラボとの比較

 

 

Intel UHD Graphics 620のゲームベンチマーク結果


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Intel UHD Graphics 620は第8世代Coreプロセッサに搭載された内蔵GPUで、3DMarkのグラフィックスコアは約329程度となっています。この性能は、エントリークラスのグラフィックボードであるGeForce GTX 1650(スコア3,291)と比較すると約10分の1程度の性能です。
参考)Intel UHD Graphics 620でゲームは可能か…

 

実際のゲームタイトルでの検証では、2Dゲームは全て平均60FPSを達成し、Among USやCastle Crashersなどは快適にプレイできることが確認されています。軽量な3DゲームであるドラゴンクエストXは低品質設定で「快適」、標準品質でも「普通」の評価を得ており、Minecraftも25~35FPS程度で動作します。
一方で、FF14は標準品質でも平均12.9FPS、FF15は軽量品質でも「動作困難」という結果になっており、普通以上の重さの3Dゲームは厳しいことが分かります。ApexやFortniteなどのバトルロワイヤル系ゲームも、3DMarkの推定では1080p Ultraで20~30FPS未満となるため、実用的なプレイは難しいでしょう。

Intel UHD Graphics 630でプレイ可能なゲームタイトル

Intel UHD Graphics 630は第8~10世代Coreプロセッサに搭載された内蔵GPUで、3DMark Fire Strikeのスコアは約1,477程度となっています。UHD 620と比較するとほぼ同等の性能で、大きな差はありません。
参考)インテル UHD グラフィックス 630でどこまでゲームがで…

 

実際のプレイテストでは、フォートナイトが1920×1080解像度の低設定で平均80FPSを記録し、内蔵GPUでも快適にプレイできる数少ない人気タイトルとなっています。リーグ・オブ・レジェンド(LOL)は「非常に高い」設定でも1920×1080で平均65FPS、チームファイトタクティクス(TFT)は同条件で84FPSと、MOBA系ゲームは非常に快適です。
PUBG LITEは軽量版ということもあり、1920×1080の「非常に低い」設定で平均68FPSを達成し、快適にプレイできます。オーバーウォッチも低設定のレンダー・スケール50%であれば、1920×1080で平均77FPSと実用的なフレームレートが出ています。
ただし、FF14の漆黒のヴィランズベンチマークでは、1920×1080の標準品質で平均19FPSと厳しい結果になっており、解像度を1280×720まで落とすことで平均40FPSとなり、30FPS固定であればギリギリプレイできるレベルです。

Intel UHD Graphics 730と770の性能差とベンチマーク

Intel UHD Graphics 730と770は第12世代Coreプロセッサに搭載された内蔵GPUで、両者には明確な性能差があります。UHD Graphics 770はシェーダープロセッサ数が256個、Boost周波数が1650MHz、浮動小数点性能が0.8448 TFLOPSであるのに対し、UHD Graphics 730はシェーダープロセッサ数192個、Boost周波数1550MHz、浮動小数点性能0.5952 TFLOPSとなっています。
参考)UHD Graphics 730対UHD Graphics …

 

ベンチマーク集計結果では、UHD Graphics 770がUHD Graphics 730を約48%上回る性能を示しており、実用面でも大きな差があることが分かります。3DMark Fire Strikeのスコアでは、UHD Graphics 730が約2,323程度であるのに対し、UHD Graphics 770は約2,813と、旧世代のUHD 630(約1,477)から大幅に性能が向上しています。
参考)【2025最新】GPU(グラフィックボード)性能比較~3Dベ…

 

RedditユーザーからはUHD Graphics 770でLoLやValorantをプレイできるかという質問があり、これらの軽量なタイトルであれば60FPS程度でプレイ可能と考えられます。ただし、VRゲームを90fpsで動かすには性能が不足しているという指摘もあります。
参考)Reddit - The heart of the inte…

 

Intel HD Graphics 630の検証では、閃の軌跡やFF13などの3Dゲームもプレイできたという報告があり、最低環境がGeForce 400~8 Seriesクラスのゲームであれば、設定を調整することで遊べる可能性があります。
参考)CPU内蔵グラフィック(HDグラフィックス630)の限界

 

BIOS設定でメモリ割り当てを増やすFPS向上方法

内蔵GPUのゲーム性能を向上させる最も効果的な方法の一つが、BIOS/UEFIからのメモリ割り当て変更です。PCを再起動してBIOS/UEFIに入り(多くの場合F2やDeleteキーを押す)、Advanced Settings → Graphics Configurationsメニューを探します。
参考)内蔵GPUのメモリ割り当てを増やす方法【2024年版】 href="https://sesera231.com/archives/7733" target="_blank">https://sesera231.com/archives/7733amp;#…

 

「UMA Frame Buffer Size」や「Graphics Memory Size」という項目で、内蔵GPUに割り当てるメモリサイズを変更できます。デフォルトは通常128MBですが、十分なシステムメモリがある場合は256MBまたは512MBに増やすことで、グラフィック処理が改善される可能性があります。
参考)【ステップ別】Windows 11のVRAMを増やすには?

 

最適なパフォーマンスを得るためには、2GBのシステムメモリに対して256MB、4GBに対して512MB、8GBに対して1024MBを選択するのが推奨されています。ただし、マザーボードのメーカーやBIOS/UEFIのバージョンによってメニュー名やアクセスキーが異なる場合があるため、詳細は公式マニュアルを確認してください。
設定変更後はF10キーで保存して再起動すると、VRAMの割り当てが増えた状態になります。この設定はすべてのPCで可能というわけではなく、機種によっては選択肢が表示されないこともあります。

Intel Graphics設定とドライバー最適化でゲーム性能を改善

Intelは第6~8世代Coreプロセッサ用グラフィックスドライバに、ゲーム向けのグラフィックス設定最適化機能を導入しており、GeForce Experienceに類似した機能を提供しています。Intel HD Graphics Control PanelのGaming Iconをクリックすると、PCにインストール済みのゲームを自動検出して、グラフィックス設定を最適化してくれます。
参考)https://www.4gamer.net/games/382/G038245/20180216014/

 

Intel Graphics Command Centerを使った最適化では、Microsoft Storeからアプリをインストールし、「ゲーム」セクションで各ゲームのプロファイルを作成してパフォーマンス優先に設定します。Intel Xeグラフィックス(第11世代以降)では、適応型同期の有効化、整数スケーリングの使用(レトロゲーム向け)、パフォーマンスモードの選択がポイントになります。
参考)Windowsグラフィック設定完全ガイド!ゲーム性能を最大化…

 

3D設定の最適化では、グラフィックスプロパティーを開き、3D設定に移動してパフォーマンス優先に変更します。ディスプレイ設定では、解像度の更新レートを60Hzに設定し、ディスプレイのスケーリングを維持するようにします。
参考)ノートパソコン必見!ゲームを軽くする方法。|ゲーム|情報系専…

 

Windowsのグラフィック設定では、システム → ディスプレイ → グラフィックス設定から、ゲームの実行ファイル(.exe)を追加して「高パフォーマンス」に設定することで、内蔵GPUのパフォーマンスを最大化できます。
参考)【FPS・アクションRPG】PCゲームを安定化・軽量化する設…

 

グラフィックボードとの性能比較とおすすめゲームジャンル
Intel UHD Graphicsとグラフィックボードの性能差は非常に大きく、エントリークラスのGTX 1650でもUHD 620の約10倍のスコアを記録しています。3DMark Fire Strikeでは、内蔵GPUのスコアが300~1,500程度であるのに対し、GTX 1650は3,291、RTX 3060は8,639、RTX 4090は36,179と圧倒的な差があります。
最新のCPU内蔵GPUであるIntel Arc Graphics 140V(Core Ultra 7 256V)は3DMark Fire Strikeで7,992というスコアを記録し、AMD Radeon 780M(Ryzen 7 8700G)も7,928と、従来のUHD Graphicsシリーズから大幅に性能が向上しています。これらの最新内蔵GPUは、エントリークラスのグラフィックボードに近い性能を持っています。
Intel UHD Graphicsでゲームを楽しむなら、2Dゲームやブラウザゲームが最適です。これらは平均60FPSを安定して出せるため、快適なプレイが可能です。3Dゲームでは、LOL、TFT、フォートナイト、PUBG LITEなどの軽量タイトルであれば、設定を調整することで実用的なフレームレートが得られます。
グラフィックボードとIntel UHD Graphicsの性能比較については、パソコン工房ドスパラなどのBTOメーカーが詳細な比較表を公開しているので、参考になります。

 

GPU(グラフィックボード)性能比較~3Dベンチマーク
グラフィックボード性能比較
3Dゲームをメインでプレイしたい場合は、GTX 1660 SUPERやRTX 3050以上のグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを選ぶことを強くおすすめします。これらのミドルレンジクラスのグラフィックボードなら、重めの3Dゲームまで快適にプレイでき、本体価格も10~15万円程度と手頃です。
内蔵GPUでプレイできるゲームのジャンル別まとめ
内蔵GPUでゲームをプレイする際の適性を、ジャンル別に整理すると分かりやすくなります。2Dアクションゲームやパズルゲーム、インクリメンタルゲームは全て快適にプレイ可能で、Castle Crashersでは平均348FPS、Among USやBattleBlock Theaterは平均60FPSを安定して出せます。
MOBA系ゲームは内蔵GPUとの相性が非常に良く、リーグ・オブ・レジェンドは「非常に高い」設定でも1920×1080で平均65FPS、チームファイトタクティクスは84FPS、DOTA2も75FPSと快適です。オートチェスもグラフィックス設定2であれば1920×1080で60FPSを達成できます。
バトルロワイヤル系ゲームでは、軽量版のタイトルを選ぶことが重要です。PUBG LITEは1920×1080の「非常に低い」設定で平均68FPS、フォートナイトは低設定で平均80FPSと快適にプレイできます。一方、通常版のPUBGやApex Legendsは1280×720まで解像度を落としても30FPS前後となり、快適とは言えません。
RPG系ゲームでは、軽量なタイトルであれば遊べる可能性があります。ドラゴンクエストXは低品質で「快適」評価、閃の軌跡やFF13も設定を下げればプレイできたという報告があります。ただし、FF14は1280×720まで落として平均40FPS、FF15は軽量品質でも「動作困難」となるため、最新の重いRPGは厳しいです。
シューティングゲームでは、オーバーウォッチが低設定のレンダー・スケール50%で1920×1080、平均77FPSとプレイ可能です。カウンターストライクなどの古めのタイトルも快適に動作する可能性が高いですが、最新のグラフィック重視のFPSは避けた方が良いでしょう。
Intel UHD Graphics搭載PCでゲームを楽しむための実践的アドバイス
Intel UHD Graphics搭載PCでゲームを楽しむ際の最も重要なポイントは、自分のプレイスタイルと用途を明確にすることです。2Dゲームしかプレイしないのであれば、内蔵GPUでも十分快適に遊べるため、わざわざゲーミングPCを購入する必要はありません。
主にゲーム以外の用途(レポート作成、動画編集、プログラミングなど)でPCを使い、空き時間にライトにゲームを楽しむ程度であれば、内蔵GPUでも問題ないでしょう。特にノートPCの場合、軽量性や携帯性を優先すると、グラフィックボード搭載モデルを選べないケースもあります。
ゲーム選びでは、まず無料で遊べる軽量タイトルから試してみることをおすすめします。フォートナイト、PUBG LITE、リーグ・オブ・レジェンド、Apex Legends(軽量設定)などは基本無料なので、自分のPCでどの程度動作するか確認してから本格的にプレイできます。
設定の調整では、解像度を1920×1080から1280×720に落とすだけでフレームレートが大幅に向上するため、画質よりもフレームレートを優先するのが賢明です。また、ゲーム内のグラフィック設定で影の品質、エフェクト、描画距離などを下げることで、さらにパフォーマンスを改善できます。
一方、3Dゲームをメインでプレイしたいのであれば、将来的な満足度を考えてグラフィックボード搭載のゲーミングPCを選ぶことを強くおすすめします。GTX 1660 SUPERやRTX 3050クラスのミドルレンジグラフィックボードなら、10~15万円程度の予算で、重めの3Dゲームまで快適にプレイできる環境が手に入ります。

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