ゲーミングPC自作5万円で組む方法とコツ

ゲーミングPC自作5万円の構成例

5万円ゲーミングPC自作のポイント

💻

コストパフォーマンス重視

性能と価格のバランスを考慮したパーツ選び

🔧

互換性の確認

各パーツの相性を事前にチェック

🎮

ゲーミング性能の確保

GPUとCPUのバランスを重視

このページの目次

ゲーミングPC自作5万円の構成例
ゲーミングPC自作5万円の組み立て手順

カスタムゲーミングPC

ゲーミングPC自作5万円のCPU選び

5万円という予算でゲーミングPCを自作する場合、CPUの選択は非常に重要です。コストパフォーマンスに優れたAMD Ryzen 5 4500やRyzen 5 5500が人気の選択肢です。これらのCPUは6コア12スレッドを備え、多くのゲームで十分な性能を発揮します。

Intel派の方には、Core i3-12100Fも検討に値します。4コア8スレッドながら、シングルコア性能に優れており、一部のゲームでは高いフレームレートを実現できます。

CPUを選ぶ際は、将来のアップグレードも考慮に入れましょう。マザーボードとの互換性を確認し、後々より高性能なCPUに交換できる余地を残しておくことをおすすめします。

ゲーミングPC自作5万円のGPU選択

5万円という予算内でゲーミングPCを自作する場合、GPUの選択は特に慎重に行う必要があります。この価格帯で人気が高いのは、NVIDIA GeForce GTX 1650です。4GBのVRAMを搭載し、多くの人気ゲームタイトルをフルHD解像度で快適にプレイできます。

AMD派の方には、Radeon RX 570や580も選択肢として考えられます。これらのGPUは中古市場でお買い得な価格で見つかることがあり、予算内でより高い性能を得られる可能性があります。

ただし、中古GPUを選ぶ際は、マイニング用途で使用されていないものを選ぶことが重要です。マイニングで酷使されたGPUは寿命が短くなっている可能性があるため、注意が必要です。

GPUの選び方や性能比較に関する詳細な解説動画

ゲーミングPC自作5万円のメモリとストレージ

メモリは、ゲーミングPCの性能に大きく影響します。5万円の予算内では、16GB (8GB×2) のDDR4メモリを選択するのが一般的です。デュアルチャンネル構成にすることで、パフォーマンスを最大限に引き出せます。

ストレージに関しては、SSDの採用が強くおすすめです。特にM.2 NVMe SSDは、高速な読み書き速度でゲームのロード時間を大幅に短縮できます。予算の都合上、容量は256GBや500GB程度になりますが、後々HDDを追加することで容量不足を解消できます。

ゲーミングPC自作5万円の電源とケース選び

電源ユニットは、システムの安定性と将来のアップグレード可能性を左右する重要なパーツです。5万円の予算内では、400W〜500W程度の80PLUS認証取得モデルを選びましょう。有名メーカーの製品を選ぶことで、信頼性を確保できます。

PCケースは、見た目や冷却性能、拡張性などを考慮して選びます。この予算帯では、Micro-ATXサイズのケースが適しています。前面メッシュパネルを採用したモデルを選ぶことで、優れた冷却性能を確保できます。

PCケースの選び方や冷却性能に関する詳細な解説記事

ゲーミングPC自作5万円の隠れた注意点

5万円という限られた予算でゲーミングPCを自作する際、見落としがちな注意点があります。

OSのコスト: Windows OSのライセンス費用を忘れずに計算に入れましょう。中古や特別割引のライセンスを探すことで、コストを抑えられる可能性があります。
周辺機器: キーボード、マウス、モニターなどの周辺機器のコストも考慮に入れる必要があります。これらを含めると、実質的な予算が大幅に減少する可能性があります。
将来のアップグレード: 将来的なアップグレードを見据えて、マザーボードや電源ユニットを選択することが重要です。少し余裕を持った仕様のパーツを選ぶことで、後々のコストを抑えられます。
中古パーツの活用: CPUやGPUなど、一部のパーツを中古品にすることで、予算内でより高性能な構成を実現できる可能性があります。ただし、保証や信頼性の面でリスクがあることを忘れずに。
セール時期の活用: 大型セールやキャンペーン時に購入することで、同じ予算でより高性能なパーツを入手できる可能性があります。特に年末年始や新製品発売時期は要チェックです。

これらの点に注意を払うことで、限られた予算内でも満足度の高いゲーミングPCを自作することができます。

ゲーミングPC自作5万円の組み立て手順

ゲーミングPC自作5万円の準備と注意点

ゲーミングPCの自作を始める前に、必要な工具と作業環境を整えることが重要です。以下の準備を行いましょう：

プラスドライバー（サイズ違いを2〜3本）
静電気防止マット（または大きめの段ボール）
作業用手袋（静電気対策用）
ケーブルタイ
サーマルグリス（CPUクーラーに付属していない場合）

作業を始める前に、すべてのパーツの互換性を再確認することをおすすめします。特にマザーボードとCPU、メモリの相性には注意が必要です。

また、作業中は静電気に十分注意しましょう。静電気によるパーツの破損を防ぐため、こまめに金属に触れて体内の静電気を逃がすことが大切です。

ゲーミングPC自作5万円のCPUとマザーボード取り付け

CPUとマザーボードの取り付けは、PCの心臓部を組み立てる重要な工程です。以下の手順で行います：

マザーボードを静電気防止マットの上に置きます。
CPUソケットのレバーを解除し、ソケットカバーを開けます。
CPUの向きを確認し、ソケットにそっと置きます（力を入れすぎないよう注意）。
ソケットカバーを閉じ、レバーをロックします。
CPUクーラーにサーマルグリスを適量塗布し（付属していない場合）、CPUの上に取り付けます。
マザーボードをPCケースに取り付けます（スタンドオフの位置を確認）。

この工程で最も注意が必要なのは、CPUの取り付けです。ピンを曲げたり、過度な力をかけたりしないよう、慎重に作業を進めましょう。

CPUとマザーボードの取り付け方を詳しく解説した動画

ゲーミングPC自作5万円のGPUとメモリの取り付け

GPUとメモリの取り付けは、比較的簡単な作業ですが、いくつか注意点があります：

メモリの取り付け：
- マザーボードのメモリスロットのロックを解除します。
- メモリの向きを確認し、切り欠きを合わせて挿入します。
- カチッと音がするまでしっかり押し込みます。
- デュアルチャンネル構成の場合、適切なスロットを使用します（マザーボードのマニュアルを参照）。
GPUの取り付け：
- PCケースの適切なPCIeスロットカバーを取り外します。
- マザーボードのPCIeスロットのロックを解除します。
- GPUをスロットに慎重に挿入し、カチッと音がするまで押し込みます。
- 必要に応じて、PCケースにGPUを固定するネジを取り付けます。
- 電源ケーブルをGPUに接続します（必要な場合）。

GPUの取り付け時は、カードの重量に注意しましょう。大型のGPUの場合、サポートブラケットを使用することで、マザーボードへの負担を軽減できます。

ゲーミングPC自作5万円の配線とケース内整理

配線とケース内の整理は、見た目だけでなく、冷却効率や将来のメンテナンス性にも影響します。以下のポイントに注意して作業を進めましょう：

電源ユニットの取り付け：
- PCケースの指定位置に電源ユニットを設置し、ネジで固定します。
- 必要なケーブルのみをケース内に引き込み、不要なケーブルは電源ユニット側にまとめます。
マザーボードへの電源接続：
- 24ピンの主電源コネクタを接続します。
- CPU用の4ピンまたは8ピン電源コネクタを接続します。
ストレージの取り付けと接続：
- SSDやHDDをケースの適切な位置に取り付けます。
- 電源ケーブルとSATAケーブル（必要な場合）を接続します。
ケースファンの接続：
- ケースファンの電源をマザーボードのファンヘッダーに接続します。
フロントパネルコネクタの接続：
- 電源スイッチ、リセットスイッチ、LEDなどのケーブルをマザーボードの対応するピンに接続します（マザーボードのマニュアルを参照）。
ケーブル管理：
- ケーブルタイを使用して、ケーブルをまとめます。
- 可能な限り、ケース裏側のスペースを利用してケーブルを収納します。
- エアフローを妨げないよう、ケーブルの配置に注意します。