

1975年に放送された伝説的なロボットアニメ「勇者ライディーン」は、その後数多くのゲーム作品に登場してきました。特にスーパーロボット大戦シリーズでは初期から参戦し続けており、ゲームファンにとってはお馴染みの機体となっているんですよ。
参考)ライディーン - スーパーロボット大戦Wiki
本記事では、ゴッドサンダーをはじめとしたライディーンの必殺技がどのようにゲーム内で再現されているか、各プラットフォームでの登場作品、そしてゲーム内での性能や特徴について詳しく解説していきますね。
参考)【スパロボY】ライディーンの加入時期と性能【スーパーロボット…
スーパーロボット大戦Wikiのライディーン解説ページには、歴代スパロボシリーズでのライディーンの性能や武装データが網羅的にまとめられています。

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ライディーンは1993年発売のスーパーファミコン版「第3次スーパーロボット大戦」で初めてゲーム作品に登場しました。この初登場時から、ゴッドゴーガンやゴッドバード・アタックといった原作を代表する武装が実装されていたんです。
参考)https://dengekionline.com/article/202505/41975
その後、シリーズを重ねるごとに武装が追加され、「第4次スーパーロボット大戦」ではゴッドボイスが隠し要素として追加されるなど、段階的に完全な姿に近づいていきました。特に「スーパーロボット大戦α」以降は、パイロットのひびき洸に念動力が追加され、命中率と回避率に補正がかかるようになったことで、使い勝手が大きく向上したと評価されていますよ。
2025年発売の最新作「スーパーロボット大戦Y」では、約20年ぶりのコンシューマー向けスパロボ参戦となり、フェードイン(搭乗)シーンのアニメーションが新規収録されるなど、ファンにとって感慨深い復活を果たしています。
参考)【スパロボY】ライディーンの解放条件と性能【スーパーロボット…
以下、ライディーンが登場した主なスパロボシリーズをまとめた表です。
| 作品名 | 発売年 | プラットフォーム | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 第3次スーパーロボット大戦 | 1993年 | スーパーファミコン | シリーズ初登場、フェードインデモあり |
| 第4次スーパーロボット大戦 | 1995年 | スーパーファミコン | ゴッドボイス追加 |
| スーパーロボット大戦α | 2000年 | プレイステーション | 念動力システム実装 |
| スーパーロボット大戦α外伝 | 2001年 | プレイステーション | 援護攻撃システムと相性抜群 |
| スーパーロボット大戦IMPACT | 2002年 | プレイステーション2 | MAP兵器版ゴッドボイス実装 |
| スーパーロボット大戦MX | 2004年 | プレイステーション2 | ゴッドバード形態に変形可能 |
| 第3次スーパーロボット大戦α | 2005年 | プレイステーション2 | ムートロン解放システム追加 |
| スーパーロボット大戦DD | 2019年 | スマートフォン | スマホアプリ初登場 |
| スーパーロボット大戦Y | 2025年 | PlayStation/Switch/Steam | 約20年ぶりコンシューマー参戦 |
電撃オンラインのスパロボY参戦作品紹介記事では、ライディーンの参戦履歴と最新作での扱いについて詳しく解説されています。
ライディーンのゲーム内での最大の魅力は、その豊富な武装ラインナップにあります。右腕の武器ユニットから展開されるゴッドブロック(盾)、ゴッドブーメラン、ゴッドブレイカー(剣)といった可変武装、左腕の弓ゴッドゴーガン、そして胸部から展開される超音波砲ゴッドボイスなど、原作アニメの武装がほぼすべて再現されているんですよ。
参考)勇者ライディーン - Wikipedia
特にゴッドゴーガンは、背中から取り出した矢に念動力を込めて発射する技で、スパロボシリーズでは初期作品から登場し、カットイン演出が用意されることも多い看板武装となっています。矢を取り出す際の特徴的なSEは、α以降のシリーズで忠実に再現されており、ファンにとっては懐かしさを感じる演出ですね。
ゴッドサンダーは、ゴッドバード形態で落雷を受け、その雷のエネルギーを纏って体当たりする荒技として原作に登場しますが、スーパーロボット大戦シリーズではゴッドバードやゴッドバード・ヘッドカッターなどの戦闘アニメーション中で演出として見られることが多くなっています。
最強武装のゴッドボイスは、原作では使用する度にパイロットの体力を極限まで消耗させる諸刃の剣とされており、初期のスパロボでは「使いすぎると洸が戦線離脱する」というペナルティが設定されていたんです。第4次スーパーロボット大戦では10回以上使用すると最終シナリオで出撃できなくなるという制限がありましたが、意図的に乱用しない限り問題にはなりませんでした。
スーパーロボット大戦Yでは、ムートロン解放という特殊能力が実装されており、気力150で発動すると機体性能が大幅に向上します。この状態ではゴッドバード・アタックの威力が1200も上昇し、ゴッドボイスを超える最強武装となる仕様になっているんですよ。
主な武装の性能をまとめた表は以下の通りです。
| 武装名 | 種別 | 射程 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ゴッドミサイル | 実弾 | 1-5 | 腹部から発射する鳥型ミサイル |
| ジェットブーメラン | 実弾 | 2-3 | ゴッドブーメランの強化版 |
| エネルギーカッター | ビーム | 1-2 | ゴッドブレイカーの強化型 |
| ゴッドゴーガン | 実弾 | 2-7 | 念動力を込めた火矢、長射程が魅力 |
| 念動光線ゴッドアルファ | 特殊 | 1-2 | 全身から放つ念動光線 |
| ゴッドバード・アタック | 打撃 | 1-3 | 変形して体当たり、シリーズ初のカットイン演出 |
| ゴッドボイス | 特殊 | 2-6 | 超音波砲、最強武装だが消費大 |
| ゴッドボイス(MAP) | MAP | 1-5 | 広範囲攻撃版、殲滅戦で活躍 |
AppMediaのスパロボY攻略サイトでは、ライディーンの各武装の詳細データと運用方法が掲載されています。
スーパーロボット大戦シリーズでは、原作にはないオリジナル設定が追加されることも多く、ライディーンも例外ではありません。特に「スーパーロボット大戦α」では、『トップをねらえ!』に登場する宇宙怪獣と戦うために作られたという設定が加えられ、物語の根幹に関わる重要な役割を担いました。
「スーパーロボット大戦COMPACT2」第3部では、アインストレジセイアを12000年前に退けた因縁を持つことが語られており、古代文明の兵器という設定が活かされています。このように、クロスオーバー作品ならではの設定追加により、ライディーンの物語性が大きく広がっているんですよ。
「スーパーロボット大戦MX」では、同じく古代文明の遺産であるラーゼフォンとの共演が実現し、両機による「デュエット」という圧巻のイベントが用意されました。レムリアの魂がラ・ムーの星を解放し、ライディーンが真聖ラーゼフォンと並び立って二重唱を行うシーンは、ファンの間で伝説的な演出として語り継がれています。
また、「スーパーロボット大戦Scramble Commander」では、平行世界のライディーンを参考に開発されたという設定のソーディアンズガードがラストボスとして登場するなど、メタ的な演出も見られますね。
こうした独自設定により、単なる参戦キャラクターに留まらず、各作品の世界観を深める重要な役割を担っているのがライディーンの特徴と言えるでしょう。
スーパーロボット大戦シリーズにおけるライディーンの性能は、スーパー系としてはやや特殊な位置づけになっています。一般的なスーパー系ロボットと比較すると装甲やHPが低めに設定されている一方で、移動力と運動性が高く、リアル系に近い機動性を持つのが特徴なんです。
パイロットの洸が念動力を持っているため、命中率と回避率に補正がかかり、「当てて避ける」戦闘スタイルが可能になっています。特に「スーパーロボット大戦α外伝」では、援護攻撃技能をスーパー系主人公の中でいち早く覚えるため、長射程を活かした援護役として非常に優秀と評価されていますよ。
「スーパーロボット大戦Y」では、SP回復が極めて優秀なアタッカーとして設計されており、精神コマンド「勇気」を連打しやすい仕様になっています。必殺技で1〜6マスまで高火力攻撃が可能で、ボス戦では「不屈」か「勇気」を使って全力を出す運用が推奨されています。
ただし、カスタムボーナスやエースボーナスの恩恵が大きいため、使い勝手に関わる要素として、序盤から優先的に改造値や撃墜数を稼ぐ必要がある点には注意が必要ですね。
性能面での評価をまとめると以下のようになります。
長所
短所
神ゲー攻略のスパロボY攻略情報では、ライディーンの詳細な性能評価と運用方法が紹介されています。
スーパーロボット大戦シリーズ以外にも、ライディーンが登場するレアなゲーム作品が存在します。1996年発売の「リアルロボットレジメント」では、使用可能ロボットの一体として登場しており、HPが非常に多く自然回復できる上限が高めに設定されているという特徴を持っていました。
この作品では、攻撃が全て大振りで連射ができるゴッドミサイルも足が止まってしまうなど、やや癖のあるキャラクターになっていたんです。広範囲を攻撃できる気力消費攻撃のゴッドアルファを上手く当てていくのが攻略のポイントとされていますよ。
また、「スーパーロボット大戦モバイル」(2012年)や「スーパーロボット大戦Card Chronicle」(2012年)といったモバイルゲームにも登場していますが、これらはサービス終了済みのため、現在プレイすることはできません。
スマートフォンアプリとしては、2019年配信開始の「スーパーロボット大戦DD」が最新のプレイ可能作品となっており、2023年の第3章Part7より参戦しています。海の地形適応がSに設定されており、SSRパーツのゴッドアルファのメインアビリティにより海地形上では攻撃力が50%も上昇するという、従来作品以上に海地形特化の調整がなされているのが特徴ですね。
余談になりますが、ライディーンは直接的なゲーム化作品こそ少ないものの、2010年にはパチンコ「CR勇者ライディーン」が藤商事から発売されており、2014年には高尾から「CRダブルライディーン」も登場しています。ゲーム以外のメディア展開も根強い人気を誇っているんですよ。
ゴッドサンダー ライディーンのゲーム作品は、スーパーロボット大戦シリーズを中心に30年以上にわたって展開されてきました。1993年のスーパーファミコン版第3次スーパーロボット大戦から2025年のスーパーロボット大戦Yまで、一貫してシリーズに参戦し続けている数少ない機体の一つなんです。
ゴッドゴーガン、ゴッドバード、ゴッドボイスといった多彩な武装システムは、作品を重ねるごとにブラッシュアップされ、念動力システムやムートロン解放といった独自要素も追加されてきました。パイロットの洸が持つ念動力により「当てて避ける」戦闘スタイルが可能で、長射程武器を活かした援護攻撃や、MAP兵器による殲滅戦など、多様な戦術が楽しめる機体として評価されています。
古代文明の兵器という設定を活かした各作品でのクロスオーバー展開も魅力的で、宇宙怪獣やアインスト、ラーゼフォンといった他作品との絡みも見どころの一つとなっていますよ。最新作スーパーロボット大戦Yでは約20年ぶりのコンシューマー参戦となり、新規フェードインアニメーションの収録など、ファンサービスも充実した内容になっています。
レトロゲームからスマホアプリまで、幅広いプラットフォームで楽しめるゴッドサンダー ライディーンのゲーム作品は、ロボットゲームファンなら一度は触れておきたい名作揃いと言えるでしょう。
ソー: ラブ & サンダー (吹替版)