htmlとテキストの違いとタグと構造と表示

htmlとテキストの違いとタグと構造と表示

htmlとテキストの違いを、タグ・構造・表示の観点から整理し、現場で迷いがちな「どちらで出すべきか」まで具体例で判断できるようにします。あなたのケースではどちらが正解でしょうか?

htmlとテキストの違い

htmlとテキストの違い:最短で掴むポイント
🧩
htmlは「構造」を渡す

タグで見出し・段落・リンクなどの意味を付け、ブラウザが解釈して表示します。

📝
テキストは「文字そのもの」を渡す

基本は書いた文字がそのまま扱われ、装飾やリンク化は仕組み次第です。

🛡️
違いは「安全」と「意図の伝達」

htmlは表現力が高い一方、エスケープ漏れがあると事故になりやすいのが実務の落とし穴です。

htmlとテキストの違い:タグと構造の基本


HTMLは、文章に「意味」を与えるための仕組みです。たとえば同じ「見出し」という文字でも、

のようなタグで囲むことで“見出しである”と宣言でき、ブラウザや検索エンジン、支援技術(スクリーンリーダー等)が構造として扱いやすくなります。HTML入門の多くが「タグ」「要素」「入れ子構造」を最初に説明するのは、表示を変える以前に“文書の骨組み”を作るものだからです。
一方のテキスト(プレーンテキスト)は、原則として「ただの文字列」です。見出し・段落・リンクといった“役割”を機械的に伝えにくく、受け手(ブラウザ・アプリ・メーラー・チャットツール側)のルールや推測に任せる部分が増えます。つまり、HTMLは「送信側が構造を明示する」方式、テキストは「受信側が文字をそのまま扱う」方式、と捉えると判断が早くなります。

ここで重要なのは「HTML=見た目を派手にするもの」ではない点です。HTMLは本来、見出し・段落・リストといった文書構造の宣言が中心で、見た目の装飾はCSSの担当という分業が基本です(とはいえ現場ではHTMLメールのように制約事情でHTML側に寄せることもあります)。

htmlとテキストの違い:表示と改行の挙動

実務で混乱が起きやすいのが「改行」です。テキストでは、基本的に改行コード(LF/CRLF)を入れると“改行した”という情報が残りますが、HTMLでは改行コードはそのまま画面の改行になりません(HTMLは空白や改行をまとめて扱うため、見た目は連続スペースが潰れがちです)。改行を表示に反映させたい場合は、
で段落にする、
で強制改行する、

で整形済みテキストとして扱う、といったタグの選択が必要になります。
この違いは、掲示板・CMS・問い合わせフォームの「本文表示」でよく事故ります。たとえばユーザーが入力した改行を保ったまま表示したいのに、HTMLとして出してしまって改行が消える、逆にHTMLとして扱いたくないのにに変換してしまい表示崩れや意図しないリンク化が起きる、などです。


また、同じ文字列でも「どこに表示するか」で挙動が変わります。ブラウザのHTML表示領域(DOMに解釈される場所)なのか、