

トリマーとルーターはどちらも「ビットを高速回転させて木材などを切削する工具」ですが、まず体感として大きいのは“取り回し”です。
一般にトリマーは軽量・コンパクトで、面取りなどの軽い切削を素早く行う用途に向き、片手操作がしやすいという説明が多いです。参考として、マキタのトリマ取扱説明書では、トリマの仕様に「チャック孔径 6mm」「回転数 30,000min-1」「質量 1.5kg」などが記載されており、小型機の代表例として数字でイメージできます。
一方ルーターは、本体が大きく重量がある分、パワーと安定感が出しやすい方向に設計される傾向があります。
例えばマキタの電子ルータ取扱説明書では、仕様として「チャック孔径 φ12mm」、回転数は「9,000~22,000min-1」レンジなどが示され、トリマより低回転域まで落とせる設計の例が確認できます。
この「回転数の可変域」「質量」「対応シャンク径(コレット)」の差が、そのまま得意作業(軽作業か、負荷の高い切削か)につながります。
トリマーとルーターの違いを、仕上がり品質の観点で考えるなら「回転数(min-1)」の読み方が重要です。
一般的に回転数が高いと加工がスムーズになり、加工面がなめらかになりやすい、といった説明が見られます。
ただし、ここで落とし穴があります。「回転数が高い=常に正解」ではなく、ビット径が大きいほど外周速度が上がり、同じ回転数でも負担や危険が増えます。
意外と知られていない実務ポイントとして、トリマービットの“外周速度”はビット径に比例して上がります。
例えば、あるDIY解説では「標準的な6mmのビットに対して36mmのビットを同じ回転数で回すと外周速度は6倍になる」という趣旨が説明されています。
つまり「大きなビットを高回転で回す」ほど、焼け・欠け・危険のリスクが上がりやすいので、回転数を落とせるルーター(や可変速機)が有利になる場面が出ます。
【参考リンク:回転数(min-1)と外周速度(ビット径で変わる)の考え方が具体例つきで解説】
https://westani.com/router_tips/
トリマーとルーターの違いで、購入後に一番「しまった」となりやすいのが、ビットの軸径(シャンク径)とコレット(チャック孔径)の対応です。
一般的な整理として、トリマーは6mmが中心、ルーターは6mm/8mm/12mm(海外だと1/4や1/2)まで対応する、といった説明が多く見られます。
実際、ルーターはコレットスリーブ(コレットリデューサー)で細い軸径に対応できるケースがある、という構造解説もあります。
特に日本の木工DIYでは、トリマー=6mmビット中心で揃えている人が多く、後からルーターに移行すると「12mm軸ビットの選択肢」や「大径ビットの安定感」のメリットが見えてきます。
逆に、最初からルーターを買って「6mmも使えるはず」と思っても、機種によっては標準が12mmで、別途スリーブが必要だったり、対応範囲が異なることがあります。
この差は作業の幅(溝掘りの深さ、治具を使う加工、ビットの種類)に直結するので、購入前に「対応シャンク径」を最優先で確認してください。
【参考リンク:ルーターのビット軸径とスリーブ(6mm/8mm/12mm)対応の基本がまとまっている】
https://isamu-f.com/router/
トリマーとルーターの違いを語るとき、性能比較に寄りがちですが、事故を防ぐには「ビット交換と固定」の基本が最重要です。
例えばルーターの構造解説では「ビットを取り付けずにコレットナットを締め付けると、コレットコーンが破損するので、必ずビットを差し込んでから締め付ける」旨が明記されています。
この手のミスは、初心者だけでなく「急いで片付け中」や「ビットだけ外して保管」などの流れでも起きやすいので、作業手順として固定化した方が安全です。
またメーカーの取扱説明書には、回転中のビットにコードが接触しない、ビットの刃先に注意する、銘板表示の電圧で使う、といった具体的な安全注意が並びます。
「トリマーは小さいから安全」「ルーターは重いから危険」という単純な話ではなく、どちらも高速回転体である以上、ビット固定と取り回し(コード/固定具/材料保持)が安全性を決めます。
実務では、材料固定(クランプ)と集塵(粉じん対策)まで含めてセットで考えると、結果的に仕上がりも安定します。
【参考リンク:メーカー取扱説明書の安全注意(回転中のコード接触、電圧、ビット取り扱い等)が一次情報として確認できる】
https://www.makita.co.jp/product/files/881528C5_67202.pdf
検索上位では「機動性=トリマー」「パワー=ルーター」という整理が多い一方で、もう一段実務寄りに見ると“治具(じぐ)を前提にするか”が分岐点になります。
理由はシンプルで、治具を使う加工は「同じ形状を何回も」「同じ深さで」「同じ速度で」行うため、安定感が最優先になり、ルーターの質量や回転数調整のメリットが効いてきます。
逆に、棚板の面取りや小物の角Rのように「手で材料を持ち替えながらサッと終わらせる」作業は、軽いトリマーの方が疲れにくく、結果としてミスが減ります。
ここで効いてくるのが、先ほど触れた「外周速度」の概念です。
大径ビット(たとえば大きなR面取りや横溝系)を使うほど外周速度が上がり、同じ回転数でも負荷が急増する、という説明があります。
このとき、回転数を落としてもトルクが保ちやすい設計(電子制御など)のルーターだと、焼けや暴れを抑えながら安定した加工に寄せやすく、治具との相性が上がります。
実務のおすすめは、次のように判断基準を「作業頻度×再現性」で決めることです。
✅ トリマーが向く:面取り、軽い溝、現場での取り回し、短時間の加工作業
✅ ルーターが向く:治具前提の反復加工、深い溝、大径ビット、回転数調整が必要な加工
✅ 迷ったら:手持ちのビット軸径(6mm中心か、12mmも使いたいか)で決める
表で整理すると、選定ミス(ビットが付かない/回転数が合わない/暴れる)を事前に潰しやすくなります。
※ビットの種類自体は非常に多く、用途(溝・接合・面取り)に応じてトリマー用/ルーター用の対応サイズが分かれている一覧も参考になります。
【参考リンク:トリマービット/ルータービットの種類とサイズ感(トリマー用/ルーター用)が一覧で把握できる】
https://www.bildy.jp/mag/trimmer_router_bit/

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