RTX 5070 Ti ゲーム性能とベンチマーク比較

RTX 5070 Ti ゲーム性能とベンチマーク比較

RTX 5070 Tiのゲーム性能や4K対応力、DLSS4フレーム生成の実力を徹底検証。競合のRX 9070 XTとの比較やVRAM 16GBのメリット、価格推移まで詳しく解説します。あなたのゲーミング環境に最適なGPUはどれでしょうか?

RTX 5070 Ti ゲーム性能

 

この記事のポイント

🎮

ゲーム性能の実力

 

RTX 4080クラスの性能でWQHD・4K解像度に最適

DLSS4とフレーム生成

 

マルチフレーム生成で最大4倍のフレームレート向上

💰

価格とコスパ

 

発売当初より5万円以上値下がりし15万円前後に

 

 

RTX 5070 Ti ゲーム別フレームレート検証


MSI GeForce RTX 5060 Ti 16G VENTUS 2X OC PLUS グラフィックスボード VD9137

 

RTX 5070 Tiは最新のBlackwellアーキテクチャを採用したハイエンドGPUで、8,960のCUDAコアと16GBのGDDR7メモリを搭載しています。フルHDからWQHD、4K解像度まで幅広くカバーできる性能を備えており、前世代のRTX 4080に匹敵するパフォーマンスを発揮するんです。
実際のゲームでの平均フレームレートを見ると、サイバーパンク2077ではフルHDで160fps、WQHDで120fps、4Kでも85fpsという高いパフォーマンスを記録しています。競技性の高いApex Legendsでは、フルHDで280fps、WQHDで200fps、4Kでも144fpsと、プロゲーマーが求める高フレームレートを実現できますよ。
参考)【ゲーミング性能特化】GeForce RTX 5070 Ti…

 

Call of Duty: MWIIIやFortnite(UE5版)といった人気タイトルでも、最高画質設定でWQHDなら165fps以上、4Kでも110fps以上を維持できるため、快適なゲーミング体験が得られるでしょう。
<参考:公式スペック情報>
4K対応 RTX 5070で最高のゲーミング体験 | NVIDIA

RTX 5070 Ti 4K解像度での実力

4K解像度(3840×2160)でのゲーミング性能は、RTX 5070 Tiの大きな強みの一つです。GDDR7メモリの高い帯域幅とVRAM 16GBという容量により、高解像度でのテクスチャ読み込みもスムーズに処理できるんですよ。
参考)【専門家が断言】GeForce RTX 5070 Ti 性能…

 

特に注目すべきは黒い砂漠での4Kウルトラ品質でのベンチマーク結果で、RTX 5070 TiがRX 9070 XTに対して約53%(1.5倍)もの大差をつけて圧勝しています。これはVRAM物理帯域幅が厳しく要求されるゲームにおいて、RTX 5070 TiのGDDR7メモリが大きなアドバンテージを発揮した結果ですね。
オーバーウォッチ2やAssetto Corsa EVOといったタイトルでも、4K解像度でRTX 5070 TiがRX 9070 XTより約10~18%高い性能を示しています。ただしGhost of Tsushimaのように、Radeonが最適化されているタイトルでは逆転されるケースもあるため、プレイするゲームタイトルによって相性があることは覚えておくとよいでしょう。

RTX 5070 Ti VRAM 16GBのメリット

RTX 5070 Tiが搭載する16GBのVRAMは、将来性という観点で非常に重要な要素です。最新のAAA級ゲームは、4K解像度で高設定にすると平気で12GB以上のVRAMを消費するため、今後のゲームグラフィックの進化を考えると16GBという容量は「未来への保険」といえますよ。
前世代のRTX 4070 Tiが12GBだったことを考えると、この増量は長期的に見て大きなアドバンテージになるんです。クリエイティブ作業においても、3DモデリングやAIイラスト生成などのVRAMを大量に消費する用途で、余裕を持った作業環境を提供してくれます。
参考)RTX 5070 Tiのゲーム性能 RTX 4070 Tiと…

 

また、GDDR7という最新規格のメモリを採用しているため、データ転送速度も飛躍的に向上しています。メモリ帯域幅は896GB/sに達しており、高解像度テクスチャの読み込みや大量のデータ処理が必要なシーンでも、スムーズなパフォーマンスを維持できるでしょう。
参考)GeForce RTX 5070 Ti と RTX 5070…

 

RTX 5070 Ti DLSS4フレーム生成技術

RTX 5070 Tiの目玉機能の一つが、DLSS 4に含まれる「DLSS MFG(Multi-Frame Generation:マルチフレーム生成)」です。この技術により、元のフレームレートの最大4倍のフレームレートを達成できるという驚異的な性能向上が可能になっています。
参考)ASCII.jp:RTX 50シリーズのDLSS 4でフレー…

 

NVIDIAの公式デモでは、RTX 5070がDLSS 4を最大限活用することで、RTX 4090を上回るフレームレートを実現するシーンも確認されているんですよ。これは単なるマーケティングではなく、実際のゲームプレイで体感できる性能向上なんです。
第5世代Tensorコアと第4世代RTコアの組み合わせにより、AI処理とレイトレーシング性能が大幅に強化されています。ニューラルレンダリング技術を活用したフルレイトレーシングでは、従来よりもリアルで美しい映像表現が可能になり、没入感のあるゲーミング体験を提供してくれますよ。
参考)ZOTAC GeForce RTX 5070 Ti 徹底解説…

 

<参考:DLSS 4の詳細解説>
RTX 50シリーズのDLSS 4でフレームレートが爆増!? | ASCII.jp

RTX 5070 Ti 消費電力と電源要件

RTX 5070 Tiの消費電力(TDP)は300Wで、前世代のRTX 4070 Tiの285Wから15W増加しています。推奨電源容量は750W以上とされており、組み合わせるCPUによってはさらに余裕を持たせる必要があるんですよ。
参考)RTX5070Tiの推奨電源容量。おすすめ電源ユニットもご紹…

 

例えばCore i5 14400(65W)と組み合わせる場合は750W~850Wの電源で十分ですが、Core i7 14700K(125W)やRyzen 7 7800X3D(120W)などのハイエンドCPUと組み合わせる場合は850W~1000Wの電源を検討したほうがよいでしょう。特にCore i9やRyzen 9のような最上位CPUを使う場合は、1000Wクラスの電源が推奨されます。
1時間あたりの電気代は約9.0円(300W × 1h × 30円/kWh)となり、RTX 5070(250W、7.5円/h)やRTX 5060(180W、5.4円/h)と比較するとやや高めです。アイドル時の消費電力は15~25Wと低く抑えられているため、軽作業時の電力効率は優れていますよ。
参考)RTX 5000シリーズの消費電力を徹底解説|初心者にもわか…

 

RTX 5070 Ti 価格推移と購入時期

RTX 5070 Tiの定価は148,800円(NVIDIA発表)ですが、2025年2月20日の発売直後はオーバークロックモデル中心で実売価格は17万円近くまで高騰していました。供給不足も相まって抽選販売が続き、なかなか手に入らない状況が数ヶ月間続いたんです。
参考)GeForce RTX 5070 Ti も定価レベルにまで値…

 

しかし2025年5月以降、在庫状況が改善し一般販売が始まると価格は大きく下落しました。2025年7月時点では15万円前後まで値下がりしており、発売当初と比較すると約5万円以上も安くなっています。この価格帯であれば、コストパフォーマンスを正当に評価できるステージに立ったといえるでしょう。
参考)【2025年7月版】RTX 5070 Tiは「買い」か?性能…

 

一部のPCショップ店員からは「現在最もコスパが優秀な王道モデル」という評価も上がっており、価格が落ち着いた今がまさに購入の好機ですよ。競合のRadeon RX 9070 XTは11万円台まで値下がりしているため、価格差を考慮してどちらを選ぶか検討する価値があります。
参考)Radeon RX 9070 XT が11万円台に値下がり。…

 

<参考:価格推移の詳細データ>
GeForce RTX 5070 Ti 価格推移 | 価格.com

RTX 5070 Ti 競合比較とBTOモデル

RTX 5070 Tiの直接的な競合モデルは、AMDのRadeon RX 9070 XTです。性能面ではRTX 5070 TiがRX 9070 XTに対して平均10~20%優位に立っていますが、価格差はMSRPで約150ドル(国内価格で約3.4万円)とかなり大きいんです。
参考)RTX 5070 TiとRX 9070 XT:どちらが優れて…

 

ゲームタイトルによって得意不得意があり、Call of Duty: Black Ops 6やGhost of TsushimaのようなRadeon最適化タイトルではRX 9070 XTが逆転することもあります。一方でVALORANTやオーバーウォッチ2、黒い砂漠といったタイトルではRTX 5070 Tiが圧倒的に強いため、プレイするゲームに応じて選択するのが賢明ですよ。
BTO PCでRTX 5070 Ti搭載モデルを探す場合、おすすめは「G-GEAR(プレミアムミドルタワー)」で約34.5万円、「NEXTGEAR JG」が約32.0万円、「LEVEL THETA」が約34.5万円といった価格帯になっています。標準スペックでも配信やクリエイティブ作業に対応できる構成になっており、BTOカスタマイズでメモリやストレージの増設も可能ですよ。
<表:主要競合モデルの比較>

項目 RTX 5070 Ti RX 9070 XT RTX 4080 SUPER
CUDAコア / CU 8,960 - 10,240
VRAM 16GB GDDR7 16GB GDDR6 16GB GDDR6X
TDP 300W 304W 320W
MSRP(海外) $749 $599 $999
実売価格(国内) 約15万円 約12万円 約18万円
性能比較 基準 -10~20% +5~10%

前世代のRTX 4070 Ti SUPERとの比較では、RTX 5070 TiがCUDAコア数で約6%増加(8,448→8,960)、メモリもGDDR6XからGDDR7へアップグレードされており、平均して10~15%の性能向上を実現しています。価格が同程度であれば、新アーキテクチャによる効率改善やDLSS 4対応といった将来性を考えると、間違いなくRTX 5070 Tiを選ぶべきでしょう。
RTX 5080との比較では、性能差は15~20%程度にとどまる一方で価格差は数万円以上になることが多く、「価格差ほどの性能差はない」というのが専門家やレビューサイトの共通見解です。4Kで常に最高のフレームレートを求めるコアゲーマーでなければ、RTX 5070 Tiのほうがはるかにコストパフォーマンスが高い選択といえますよ。
<参考:RTX 5070 Ti搭載BTOモデル一覧>
GeForce RTX 5070 Ti 搭載ゲーミングPC | パソコン工房

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