

まず結論として、Logi BoltとUnifyingは「同じロジクールのUSBレシーバー」でも、相互にペアリングできない別規格です。Logiの公式サポートでも、Logi Boltワイヤレス製品はUnifying USBレシーバーとペアリングできず、その逆も不可と明記されています。
この“互換性なし”で現場が困るのは、すでにUnifyingでマウスを使っていて、新しくLogi Boltのキーボードを追加した時です。結果として「USB-Aポートが2個ふさがる」「ドックの前面/背面で距離が離れて不安定になる」など、単純な“レシーバー増殖問題”が起きます。
参考)Logiboltとは何?Unifyingとの違いや対応機種を…
対策としては、次の3パターンで整理すると迷いません。
Logi Boltは「Bluetooth Low Energy(BLE)を基盤にした方式」で、シンプルかつセキュアな接続性を狙った設計だと公式に説明されています。対してUnifyingは、ロジクール独自の2.4GHz無線プロトコルです。
さらに踏み込むと、Logi Boltは“企業利用で説明しやすい”材料を揃えています。ロジクールのホワイトペーパーでは、Logi Boltは完全に暗号化されFIPS準拠で、LEセキュアコネクション(LESC)を強制し、暗号化にECDH P‑256やAES-128-CCMを使う、といった具体要素まで示されています。
IT部門目線だと、ここが「採用されやすさ」に直結します。たとえば、監査・調達・ガイドライン(社内標準)で“暗号化方式を説明できるか”が重要な職場では、UnifyingよりLogi Boltのほうが稟議を通しやすいケースがあります。
参考(公式):Logi Boltの規格の土台(BLE)と、Unifyingが独自2.4GHzであること、相互にペアリングできない点
https://support.logi.com/hc/ja/articles/1500012483162-Bolt-%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%A8-Unifying-%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84%E3%81%AF%E4%BD%95%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B
参考(公式PDF):Logi Boltの暗号化(FIPS、LESC、AES-128-CCM等)と、導入/配置の推奨事項(ハブやドックの注意点)
https://www.logicool.co.jp/content/dam/logitech/ja/business/pdf/logi-bolt-white-paper.pdf
無線の安定性で誤解されがちなのが、「規格の良し悪し」だけで決まらず、設置(距離・遮蔽物・ハブ品質)で簡単に逆転する点です。ロジクールのホワイトペーパーでも、USB-Cハブ/ドッキングステーションは低品質だと干渉に弱く、遅延や接続品質に影響が出るため“高品質”の利用を推奨しています。
Logi Boltは混雑した2.4GHz帯でも安定した接続を狙い、周波数ホッピングの効率を高める独自アルゴリズムで、通常8ms未満のレイテンシをうたっています。さらに、干渉の多い環境での運用最適化として「レシーバーとデバイスの距離を最小化」「金属物体を間に置かない」「タワーPC背面より前面USB」「レシーバー同士を離す」といった、かなり“現場的”な指針が書かれています。
ここが意外と重要で、同じLogi Boltでも「モニター背面のUSBハブに挿したら不安定」「前面に延長して机上へ出したら安定」のように、体感が劇的に変わります。つまり、買い替え前に“配置の改善”だけで直るケースがあるため、切り分け順序を間違えないのがコツです。
運用面の違いは、実は“無線方式”より「ペアリングと管理ツール」で体感することが多いです。公式サポート記事では、周辺ツールのサポート終了が複数案内されており、基本的にLogi Options+の利用が推奨されています。
Logi Boltは、工場出荷時点でレシーバーと事前ペアリングされており、追加デバイスを別のレシーバーへ移行する手順にもOptions+が登場します。ホワイトペーパーでは、2つ目のLogi Boltレシーバーを接続すると移行ウィザードが出て、最終的に2つ目を外してUSBポートを解放できる、といった導入の流れまで説明されています。
地味に効くポイントは、「現場の交換・故障・入れ替え」で面倒が増えるかどうかです。たとえばキーボード故障→同規格で買い直し→同じレシーバーにまとめ直す、という作業が発生した時、社内PCでソフト導入が制限されると詰みやすいので、購入前に“Options+を入れられる環境か”を確認しておくと事故率が下がります。
参考)【2025年最新版】LogiBoltとUnifying ロジ…
検索上位の比較記事は「規格」「互換性」「セキュリティ」で止まりがちですが、実務でハマりやすいのはUSB-Cドック運用です。ホワイトペーパーでも、USB-AがないPCではUSB-C—USB-Aアダプターやドックを使う想定が明確に書かれており、しかも“低コストのドック/ハブは干渉保護が弱い”と警告されています。つまり、Logi Boltに替えたのに改善しない原因が「レシーバー規格ではなくドック品質」だった、という逆転が起きます。
さらに“意外な落とし穴”として、レシーバーをモニター背面や筐体背面に挿すと、見通し線を失ってリンク品質が落ちる可能性がある、と明記されています。これは、オフィスのフリーアドレス環境で「とりあえず背面に挿したまま運用」しがちな人ほど踏みがちです。
なので、購入判断を「BoltかUnifyingか」だけで完結させず、次のチェックをセットでやると合理的です。

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