

m.2はSSDの「フォームファクタ(形状)」を指し、速さそのものを決める言葉ではありません。
同じm.2 SSDでも、中身の接続/プロトコルがSATA系かNVMe系かで性格が大きく変わります。
つまり「m.2=速い」「NVMe=m.2」ではなく、m.2という“入れ物”にSATA方式・NVMe方式のどちらが載っているかがポイントです。
具体的に整理すると、混同しやすい単語は次のように役割が異なります。
参考)M.2 vs PCIe vs SATA vs NVMe:その…
体感が出やすい“連続読み書き”の観点では、m.2 SATAはSATAインターフェースの上限に縛られ、m.2 NVMe(PCIe接続)がより高い転送速度を狙えます。
よくある誤解は「m.2だから高速」ですが、m.2 SATAは2.5インチSATA SSDと同じ系統の制約を受けるため、劇的な伸びは起きません。
一方でNVMeは、PCIeバスを使って帯域を稼げるので、大容量コピーや開発環境のビルド、仮想マシン、ゲームの大型データ読み込みなどで差が出やすいです。
ただし注意点として、速さはSSD単体だけで決まりません。
参考)PCIe Gen 3 と PCIe Gen 4 の違い - …
「意外と効く」ポイントとして、ランダムアクセス(小さいデータを大量に読む/書く)は体感に直結しやすい一方、一般的な用途ではCPUやメモリ、ネットワークのボトルネックでNVMeの“数字ほどの差”を感じない場面もあります。
参考)【2025年03月版】初学者向け 主要インターフェイス & …
m.2は見た目が似ていても、端子の切り欠き(キー形状)やスロット仕様が合っていないと、刺さっても動作しないことがあります。
たとえば、PCIe(NVMe)スロットにSATA m.2が「物理的に収まる」場合があるものの、動作しないケースがあると説明されています。
逆方向も同様で、SATA専用m.2スロットにPCIe(NVMe)SSDが収まっても機能しないことがあります。
見分け方の軸は大きく2つです。
「キー形状が合う=動く」ではない点が落とし穴なので、購入前にマザーボード/PCメーカーの仕様表で、m.2スロットの対応方式(SATA/PCIe)を必ず確認してください。
互換性のチェックに役立つ情報(キー形状の基本、SATAとPCIeで“刺さっても動かない”例の説明)
Crucial: M.2 SSDの互換性、キー形状、SATA/PCIeで動作しないケースの解説
m.2にはサイズ表記があり、「2280」なら幅22mm・長さ80mmを意味します。
このサイズが合わないと、そもそもネジ止め位置が合わず固定できないため、SATA/NVMe以前に物理条件がNGになります。
また、同じ2280でも“片面実装/両面実装”のような違いがあり、機器によっては厚み制限で干渉する可能性がある、という点も見落としがちです。
購入時は次の順番で見ると失敗しにくいです。
「意外な盲点」として、ラップトップや小型PCはm.2スロット自体はあっても、SATA専用に割り切ってコスト最適化しているモデルがあるため、“NVMeを買えば速くなる”と決め打ちしない方が安全です。
スペック比較では速度に目が行きがちですが、m.2 NVMeは高性能なぶん発熱しやすく、温度条件によって性能を落とす制御(サーマルスロットリング)が現実の運用で効いてきます。
そのため「短時間のベンチマークは速いのに、長時間コピーや開発作業では伸びが鈍い」という現象が起きやすく、m.2 SATAとの差が縮む場面もあります。
この観点では、ケースのエアフローやヒートシンクの有無、ノートPCの排熱設計まで含めて“実効速度”を考えるのが実務的です。
選び方の結論を用途別にまとめるとこうなります。
参考)NVMeとM.2の違い
NVMeとm.2が別概念である点の整理、速度面の概説(用語混同の解消に役立つ)
Kingston: M.2はフォームファクタで、SATAとNVMeの2タイプがあるという整理

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