

Windows10でゲームをプレイしていると、突然動作が重くなったり、フレームレートが低下したりすることがありますよね。これらの問題の多くは、システムリソースの不足が原因なんです。タスクマネージャーを使えば、CPU、メモリ、GPUといった主要なハードウェアの使用状況を簡単に確認できますよ。
参考)301 Moved Permanently
ゲームプレイ中にシステムリソースを監視することで、どのプログラムがパフォーマンスを低下させているのかを特定できます。特に、バックグラウンドで動作している不要なアプリケーションや、メモリを大量に消費しているプロセスを見つけ出すことが重要なんです。
参考)Windows 10、ゲーム用タスクマネージャー開発中。 -…
Windows10には、標準でいくつかのシステムリソース確認ツールが搭載されています。タスクマネージャー、リソースモニター、そしてゲーマー向けに最適化されたXbox Game Barなど、用途に応じて使い分けることができますよ。
参考)Windows でメモリ、GPU、CPU の使用状況を確認す…
システムリソースとは、パソコンが処理を行うために必要な物理的・論理的な資源のことを指します。主なシステムリソースには、以下の4つがありますよ。
参考)タスクマネージャーをWindows 10で起動する方法や使用…
ゲームは特にこれらのリソースを大量に消費するアプリケーションです。3Dグラフィックスのレンダリング、物理演算、AI処理などが同時に行われるため、システムリソースの使用率が高くなりやすいんです。使用率が100%に近づくと、処理が追いつかなくなり、フレームレートの低下やカクつきが発生します。
参考)ゲーミングPCに必要なメモリ容量は?メモリの基礎知識から増設…
システムリソースの状況を定期的に確認することで、ゲームが快適に動作する環境を維持できますよ。例えば、メモリ使用率が常に90%を超えている場合は、メモリ増設を検討する必要があるかもしれません。
参考)ゲーム中のメモリ不足を解決する!問題の原因と最適化テクニック…
Microsoft公式のWindows情報についてはGame Bar | Microsoft Windowsで詳しく解説されています。
タスクマネージャーは、Windows10に標準搭載されているシステム監視ツールで、複数の起動方法があります。最も簡単な方法は、キーボードショートカットの「Ctrl + Shift + Esc」を同時に押すことです。この方法なら、フルスクリーンでゲームをプレイしていても瞬時にタスクマネージャーを呼び出せますよ。
もう一つの方法は、スタートボタンを右クリックして表示されるメニューから「タスクマネージャー」を選択する方法です。この方法は視覚的にわかりやすいので、初心者の方におすすめなんです。また、「Ctrl + Alt + Del」キーを押してから「タスクマネージャー」を選択する従来の方法も使えます。
参考)[Windows 10] タスク マネージャーを使用して P…
タスクマネージャーを起動すると、最初は簡易表示モードになっている場合があります。その場合は、左下の「詳細」ボタンをクリックすると、詳細なリソース情報が表示されるようになりますよ。詳細表示に切り替えると、プロセス、パフォーマンス、スタートアップなど、複数のタブが表示され、より細かい情報を確認できます。
参考)Windows 10でタスクマネージャーからGPUの状態を確…
タスクマネージャーの詳しい使い方についてはタスクマネージャーをWindows 10で起動する方法や使用状況の確認 - ドスパラで解説されています。
タスクマネージャーでCPU使用率を確認するには、「プロセス」タブまたは「パフォーマンス」タブを使います。「プロセス」タブでは、アプリケーションごとのCPU使用率が一覧表示されるため、どのプログラムがCPUリソースを大量に消費しているかが一目でわかりますよ。
「CPU」の列をクリックすると、使用率の高い順に並べ替えられます。ゲーム実行中であれば、通常そのゲームが最もCPUを使用しているはずです。もし別のプログラムがゲームよりも多くのCPUリソースを消費している場合は、そのプログラムを終了することでゲームのパフォーマンスが改善する可能性があります。
「パフォーマンス」タブに切り替えると、CPU全体の使用率がリアルタイムグラフで表示されます。このグラフには、過去60秒間のCPU使用率の推移が表示されるため、一時的な負荷のピークなのか、継続的に高負荷なのかを判断できますよ。また、論理プロセッサごとの使用率も確認できるため、特定のコアに負荷が集中していないかもチェックできます。
CPU温度や詳細な情報を確認したい場合は、リソースモニターも併用するとよいでしょう。タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブ下部にある「リソースモニターを開く」をクリックすると、より詳細な情報にアクセスできます。
参考)https://jp.iobit.com/driver-update/check-pc-memory-size-207.html
Windows10でのCPU確認方法はWindows 10でCPUやメモリの使用率を確認する方法 - 富士通で詳しく解説されています。
メモリ(RAM)の使用状況を確認するには、タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブが最も見やすいです。左側のメニューから「メモリ」を選択すると、現在のメモリ使用率がパーセンテージで表示され、グラフで推移も確認できますよ。
メモリタブでは、搭載されているメモリの総容量と、現在利用可能な空き容量が表示されます。例えば、16GBのメモリを搭載していて「利用可能:3.2GB」と表示されている場合、残りの約12.8GBが使用中ということになります。ゲーム中にメモリ使用率が常に90%を超えている場合は、メモリ不足の可能性が高いんです。
「プロセス」タブでは、どのアプリケーションがメモリを多く消費しているかを確認できます。「メモリ」列をクリックして使用量の多い順に並べ替えると、不要なプログラムが大量のメモリを使用していないかチェックできますよ。特に、ブラウザは複数のタブを開いていると1GB以上のメモリを消費することもあるため、ゲームプレイ前には閉じておくことをおすすめします。
より詳細なメモリ使用状況を知りたい場合は、リソースモニターを使用します。リソースモニターの「メモリ」タブでは、物理メモリの詳細な使用状況や、プロセスごとのメモリ割り当て状況が確認できます。
参考)Windows 10でパソコンに搭載されているメモリの容量を…
メモリ確認の詳細はWindows 10でメモリ容量を確認する方法:初心者向け - IObitで解説されています。
Windows10 Fall Creators Update以降、タスクマネージャーでGPU(グラフィックスプロセッサ)の使用率を確認できるようになりました。「パフォーマンス」タブで「GPU」を選択すると、GPUの使用率、専用GPUメモリ、共有GPUメモリの使用状況がリアルタイムで表示されますよ。
参考)https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1804/10/news009.html
複数のGPUを搭載しているパソコンでは、「GPU 0」「GPU 1」のように複数のGPUが表示されます。一般的に、GPU 0は内蔵GPU(Intel HD Graphicsなど)、GPU 1は外部GPU(NVIDIAやAMDの専用グラフィックカード)を指します。ゲームプレイ時は、高性能な外部GPUが使用されているか確認することが重要です。
参考)Windows 10ミニTips(495) PCゲームやアプ…
「プロセス」タブでは、各アプリケーションがどのGPUを使用しているか、「GPUエンジン」列で確認できます。もしゲームが内蔵GPUを使用している場合は、Windows10の「グラフィックの設定」から外部GPUを使用するように変更できますよ。設定変更後は、タスクマネージャーで正しいGPUが使用されているか必ず確認しましょう。
GPU温度もタスクマネージャーで確認できます(Windows 10 May 2020 Update以降)。温度が80℃を超えている場合は、冷却が不十分な可能性があるため、パソコン内部の清掃やファンの動作確認をおすすめします。
GPUパフォーマンスの詳細はWindows 10のタスクマネージャーの新機能「GPUグラフ」 - @ITで解説されています。
システムリソースが不足すると、いくつかの明確な警告サインが現れます。最も一般的なのは、ゲーム中のフレームレート低下やカクつき(スタッター)です。滑らかだった画面が突然カクカクと動くようになったら、リソース不足を疑うべきでしょう。
参考)パソコン素人です。pubgのゲームを起動すると【システムリソ…
もう一つの典型的なサインは、「システムリソースが不足しています」といったエラーメッセージの表示です。特にPUBGのような要求スペックの高いゲームでは、このメッセージが表示されることがあります。また、アプリケーションの起動が異常に遅かったり、画面が一時的にフリーズしたりする現象も、リソース不足の兆候なんです。
ゲーム中に発生する以下のような現象も、リソース不足の可能性があります。
これらの症状が現れたら、すぐにタスクマネージャーやXbox Game Barでリソース使用状況を確認しましょう。CPU、メモリ、GPUのいずれかが90〜100%の使用率になっている場合は、そのリソースがボトルネックになっている可能性が高いですよ。早期に原因を特定することで、適切な対処ができます。
Xbox Game Barは、Windows10および11に標準搭載されているゲーマー向けの便利なツールです。起動方法は非常にシンプルで、「Windowsキー + G」を同時に押すだけです。フルスクリーンでゲームをプレイしている最中でも、このショートカットキーで瞬時にオーバーレイ表示できますよ。
参考)https://jp.iobit.com/driver-update/windows-game-bar-210.html
初めて起動すると、画面上部にメニューバー、中央にいくつかのウィジェットが表示されます。Xbox Game Barが正しく動作しない場合は、設定から有効化されているか確認してください。「設定」→「ゲーム」→「Xbox Game Bar」で、「コントローラーのこのボタンを使ってGame Barを開く」のトグルスイッチがオンになっているか確認しましょう。
Xbox Game Barでは、表示するウィジェットをカスタマイズできます。上部メニューバーの「ウィジェットメニュー」アイコン(四角が4つ並んだマーク)をクリックすると、利用可能なウィジェット一覧が表示されます。ゲーム中のパフォーマンス監視には、「パフォーマンス」と「リソース」ウィジェットが特に重要なんです。
参考)【完全ガイド】Windowsゲームバーでシステムパフォーマン…
各ウィジェットは画面上で自由に移動・配置できるため、プレイの邪魔にならない位置に配置できますよ。ウィジェットをドラッグして好みの位置に配置し、次回起動時もその配置が保存されます。
Xbox Game Barの公式情報はGame Bar で PC のパフォーマンスを追跡する - Xbox サポートで確認できます。
パフォーマンスウィジェットは、ゲーム中のシステムリソースをリアルタイムで監視できる強力な機能です。Xbox Game Barを起動後、上部メニューから「パフォーマンス」(折れ線グラフのアイコン)を選択すると表示されますよ。
パフォーマンスウィジェットでは、以下の項目が同時に確認できます。
参考)「Xbox Game Bar」に簡易タスクマネージャー機能の…
これらの情報はすべてリアルタイムで更新され、小さなグラフも表示されるため、数値の変化の傾向も把握できます。タスクマネージャーと異なり、ゲーム画面から離れずにパフォーマンスを確認できる点が最大のメリットなんです。
FPSカウンターの精度については、他のFPS測定ツールとほぼ同等の正確さがあることが確認されています。ただし、Xbox Game Bar自体もわずかながらシステムリソースを消費するため、極端に低スペックなPCでは影響がある可能性があります。
参考)Reddit - The heart of the inte…
パフォーマンス監視の実践的な使い方は【完全ガイド】Windowsゲームバーでシステムパフォーマンスを確認する方法で詳しく解説されています。
リソースウィジェットは、2020年10月から追加されたXbox Game Barの新機能で、ゲーム中でも簡単にプロセス管理ができる画期的な機能です。ウィジェットメニューから「リソース」を選択すると、現在システムで実行中のタスク一覧が表示されますよ。
リソースウィジェットでは、各タスクが使用しているCPU、GPU、RAM、ディスクの状態が一目で確認できます。タスクマネージャーと似た機能ですが、フルスクリーンゲームを中断せずに操作できる点が大きな利点なんです。従来は「Ctrl+Shift+Esc」でタスクマネージャーを呼び出す必要があり、フルスクリーンゲームが最小化されてしまう問題がありました。
不要なプロセスを終了させる手順は簡単です。リソースウィジェット内でタスクを選択し、右側の「×」ボタンをクリックするだけで、そのタスクを終了できます。例えば、バックグラウンドで動作しているブラウザや、使っていない通信アプリなどを終了させることで、ゲームに割り当てられるリソースを増やせますよ。
ただし、システムに必要なプロセスを誤って終了させると、パソコンの動作に支障が出る可能性があるため注意が必要です。プロセス名がわからない場合は、終了する前にインターネットで調べることをおすすめします。
Xbox Game Barの進化については「Xbox Game Bar」に簡易タスクマネージャー機能の「リソース」ウィジェット - 窓の杜で解説されています。
Windows10には、ゲームプレイに特化したタスクマネージャー機能が開発されていました。これはXbox Game Barに統合された形で提供されており、ゲーム中のパフォーマンス問題を素早く解決するために設計されています。
従来のタスクマネージャーとの最大の違いは、ゲームを中断せずに利用できる点です。通常のタスクマネージャーを呼び出すと、多くのフルスクリーンゲームが最小化されてしまい、オンライン対戦中などには致命的な問題になることがありました。Xbox Game Bar経由であれば、ゲーム画面の上にオーバーレイ表示されるため、プレイを中断する必要がないんです。
ゲーム専用タスクマネージャー(リソースウィジェット)の主な活用シーンは以下の通りです。
パフォーマンスウィジェットとリソースウィジェットを併用することで、タスクマネージャーの機能をほぼ再現できます。問題が発生したら、まずパフォーマンスウィジェットでどのリソースが不足しているかを確認し、次にリソースウィジェットで原因となっているプロセスを特定・終了するという流れが効果的ですよ。
リソースモニターは、タスクマネージャーよりもさらに詳細なシステム情報を提供する上級者向けツールです。起動方法はいくつかありますが、最も簡単なのはタスクマネージャー経由での起動です。タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブを開き、下部にある「リソースモニターを開く」をクリックするだけで起動できますよ。
もう一つの方法は、検索バーから直接起動する方法です。Windows10の検索バーに「リソースモニター」または「resmon」と入力し、表示された「リソースモニター」アプリをクリックします。この方法なら、タスクマネージャーを経由せずに直接起動できます。
「ファイル名を指定して実行」からも起動可能です。「Windowsキー + R」を押して「resmon」と入力してEnterキーを押すと、リソースモニターが起動します。この方法は、キーボード操作に慣れている方には最速の起動方法になりますよ。
リソースモニターのウィンドウが開くと、「概要」「CPU」「メモリ」「ディスク」「ネットワーク」の5つのタブが表示されます。各タブでは、それぞれのリソースに関する詳細な情報をリアルタイムで確認できます。初めて見ると情報量の多さに圧倒されるかもしれませんが、ゲームのパフォーマンス問題を深く分析するには非常に役立つツールなんです。
リソースモニターの起動方法はWindows 10でパソコンに搭載されているメモリの容量を確認する方法 - NEC LAVIEでも解説されています。
リソースモニターの「CPU」タブでは、タスクマネージャーよりも詳細なCPU使用状況を確認できます。このタブには、プロセスごとのCPU使用率だけでなく、各プロセスが使用しているスレッド数や平均CPU使用率なども表示されますよ。
「CPU」タブの上部セクションでは、実行中のすべてのプロセスが一覧表示されます。各プロセスの左側にあるチェックボックスをクリックすると、そのプロセスに関連する詳細情報が下部のグラフやリストで強調表示されます。これにより、特定のプロセスがシステムにどのような影響を与えているかを詳しく分析できるんです。
右側のグラフエリアには、論理プロセッサごとのCPU使用率がリアルタイムで表示されます。マルチコアCPUの場合、各コアの使用状況が個別に表示されるため、特定のコアに負荷が集中していないかを確認できますよ。ゲームによっては、マルチコア最適化が不十分で、1つのコアだけが100%になってしまうケースがあります。
「サービス」セクションでは、バックグラウンドで動作しているWindowsサービスのCPU使用状況も確認できます。ゲーム中に不要なサービスが多くのCPUリソースを消費している場合、サービスを停止することでパフォーマンスを改善できる可能性があります。ただし、重要なシステムサービスを停止すると動作不良の原因になるため、十分な知識がない場合は変更しないことをおすすめします。
リソースモニターの「メモリ」タブでは、物理メモリの詳細な使用状況を確認できます。タスクマネージャーと比べて、どのプロセスがどれだけのメモリを使用しているかがより明確に表示されるんです。
メモリタブの上部には、プロセスごとのメモリ使用量が表示されます。「コミット(KB)」列は、各プロセスに割り当てられたメモリ量を示し、「作業セット(KB)」列は実際に物理メモリ上で使用されている量を示します。ゲームプレイ中にメモリ不足の問題が発生している場合、ここで大量のメモリを消費しているプロセスを特定できますよ。
右側の「物理メモリ」セクションでは、メモリの使用状況が詳細に分類されています。
「利用可能」の値が少なくなってきたら、メモリ不足の兆候です。ゲーム推奨環境で16GB以上のメモリが求められているのに、実際の搭載量が8GBしかない場合、メモリ増設を検討する必要があります。最近のAAAタイトルゲームでは、16GB以上のメモリが標準的に推奨されているため、快適なゲームプレイには十分なメモリ容量が重要なんです。
メモリ不足の解決方法についてはゲーム中のメモリ不足を解決する!問題の原因と最適化方法で詳しく解説されています。
リソースモニターの「ディスク」タブでは、ストレージの読み書き速度とディスクアクセスの状況を確認できます。ゲームのローディング時間が長い場合や、ゲーム中にテクスチャの読み込みが遅い場合は、ディスクがボトルネックになっている可能性があります。
ディスクタブの上部セクションには、ディスクアクティビティを持つプロセスが一覧表示されます。「読み取り(バイト/秒)」と「書き込み(バイト/秒)」の列で、各プロセスがどれだけのデータをディスクから読み書きしているかが確認できますよ。ゲーム以外のプロセスが大量のディスクアクセスを行っている場合、それがゲームパフォーマンスに悪影響を与えている可能性があります。
右側のグラフエリアでは、物理ディスクごとのアクティビティが表示されます。「ディスクキューの長さ」が常に高い値(5以上)になっている場合は、ディスクが処理能力の限界に達している兆候です。この場合、HDDからSSDへのアップグレードを検討すると、劇的なパフォーマンス向上が期待できます。
「ネットワーク」タブでは、ネットワーク接続の状況とデータ転送速度を確認できます。オンラインゲームでラグや遅延が発生している場合、このタブで原因を特定できることがあります。各プロセスのネットワーク使用状況が表示されるため、バックグラウンドで大量のデータをダウンロードしているプロセスがないかチェックしましょう。
「TCPアクティブ接続」セクションでは、現在確立されているネットワーク接続が一覧表示されます。不審な接続先がある場合は、セキュリティ上の問題がある可能性もあるため、注意が必要です。オンラインゲームの場合、ゲームサーバーへの接続状態やレイテンシ(遅延時間)もここで確認できますよ。
Windows起動時に自動的に実行されるスタートアップアプリは、システムリソースを大量に消費する主な原因の一つです。これらのアプリを無効化することで、ゲーム用のリソースを確保できますよ。
参考)パソコン設定でゲームFPSを劇的改善
スタートアップアプリを管理するには、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを使用します。「Ctrl + Shift + Esc」でタスクマネージャーを起動し、「スタートアップ」タブをクリックすると、自動起動するアプリの一覧が表示されます。各アプリの右側には「スタートアップへの影響」が「高」「中」「低」で表示されているため、影響度の高いアプリから優先的に無効化を検討しましょう。
無効化を推奨するアプリの例は以下の通りです。
無効化する場合は、アプリを選択して「無効にする」ボタンをクリックするだけです。ただし、セキュリティソフトやデバイスドライバーなど、システムに必要なアプリまで無効化しないよう注意が必要です。アプリ名がわからない場合は、インターネットで検索して機能を確認してから無効化することをおすすめします。
パソコン起動時間も大幅に短縮できるため、ゲーム以外の用途でもメリットがありますよ。
バックグラウンドで動作しているプロセスを整理することで、CPUやメモリのリソースをゲームに集中させられます。ゲームプレイ前に不要なアプリケーションを閉じるだけで、フレームレートが10〜20%向上することもあるんです。
まず、タスクマネージャーの「プロセス」タブで、現在実行中のアプリとバックグラウンドプロセスを確認します。特にメモリ使用量の多いプロセスに注目しましょう。Webブラウザは複数のタブを開いていると1GB以上のメモリを消費することもあるため、ゲームプレイ前には閉じることを強くおすすめします。
その他、整理すべきバックグラウンドプロセスの例は以下の通りです。
プロセスを終了するには、プロセスを選択して「タスクの終了」をクリックします。ただし、「Windowsプロセス」に分類されているプロセスは、システムの動作に必要なものが多いため、むやみに終了しないよう注意してください。
Windows Updateが自動的にバックグラウンドで実行されている場合も、ゲームパフォーマンスに大きな影響を与えます。長時間のゲームセッション前には、「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から「更新を7日間一時停止する」を選択すると、ゲーム中の予期しない更新を防げますよ。
バックグラウンドプロセスの最適化についてはパソコン設定でゲームFPSを劇的改善 - PCケアで詳しく解説されています。
Windows10の電源設定を「高パフォーマンス」または「最大パフォーマンス」に変更することで、CPUやGPUの性能を最大限に引き出せます。デフォルトの「バランス」設定では、省電力のためにプロセッサの動作速度が制限されることがあり、ゲームパフォーマンスが低下する原因になるんです。
電源設定の変更手順は以下の通りです。
「高パフォーマンス」プランが表示されていない場合は、以下の方法で表示できます。コントロールパネルの電源オプション画面で「プラン設定の変更」をクリックし、「詳細な電源設定の変更」から新しいプランを作成できます。
デスクトップPCの場合は常に「高パフォーマンス」設定で問題ありませんが、ノートPCの場合はバッテリー消費が増加するため注意が必要です。ノートPCでゲームをプレイする場合は、AC電源に接続した状態で「高パフォーマンス」に設定し、バッテリー駆動時は「バランス」に戻すことをおすすめします。
電源設定の最適化により、CPUのクロック周波数が常に最大値で動作するようになり、ゲーム中のフレームレート低下を防げますよ。特に、CPUの使用率が高いゲームでは効果が顕著に現れます。
Windows10には、アプリケーションごとにどのGPUを使用するか指定できる「グラフィックの設定」機能があります。複数のGPUを搭載しているパソコン(内蔵GPUと外部GPUの両方がある場合など)では、この設定が非常に重要なんです。
デフォルト設定では、一部のゲームが内蔵GPU(Intel HD Graphicsなど)を使用してしまい、本来の性能を発揮できないケースがあります。この問題を解決するには、グラフィックの設定でゲームに高性能GPU(外部GPU)を割り当てる必要がありますよ。
GPU割り当ての変更手順は以下の通りです。
設定変更後は、必ずゲームを起動してタスクマネージャーで確認しましょう。「パフォーマンス」タブで「GPU 1」(通常は外部GPU)が使用されていれば、設定が正しく適用されています。
UWP版のゲーム(Microsoft Storeからダウンロードしたゲーム)は、自動的にグラフィック設定の一覧に追加されることが多いですが、Steam版などのデスクトップアプリは手動で追加する必要があります。ゲームによっては、この設定変更だけでフレームレートが2〜3倍になることもあるため、必ず確認することをおすすめします。
GPU設定の詳細はWindows 10ミニTips PCゲームやアプリの動作が妙に遅い時の対処法 - マイナビニュースで解説されています。
一般的な最適化とは別に、ゲームプレイ中にできる独自のパフォーマンス改善策があります。これらのテクニックは、あまり知られていませんが効果的なものばかりなんです。
まず、ゲーム内のグラフィック設定を見直すことが重要です。解像度を下げることで、グラフィック処理の負担を大幅に軽減できます。フルHD(1920×1080)からHD(1280×720)に変更するだけで、フレームレートが30〜50%向上することもありますよ。また、影のクオリティ、テクスチャ解像度、アンチエイリアスの設定を下げることも効果的です。
意外と知られていないのが、BIOSレベルでの最適化です。ハイパースレッディングを無効にすることで、ゲームによっては平均17.1%ものFPS向上が報告されています。また、効率コア(E-core)を無効にすることで、最低FPSが30%以上向上し、スタッター(カクつき)が大幅に減少するケースもあります。
XMP(Extreme Memory Profile)をBIOSで有効にすることも重要です。これにより、メモリが本来の性能で動作するようになり、平均7%のFPS向上が期待できます。RAMがXMPをサポートしている場合は、必ず有効にすることをおすすめします。
Windows10の視覚効果を最小限にすることも効果的です。「システムのプロパティ」→「詳細設定」→「パフォーマンス」→「設定」から、「パフォーマンスを優先する」を選択すると、システムリソースをゲームに集中させられますよ。
これらの設定変更により、同じハードウェアでも20〜30%以上のパフォーマンス向上が期待できるケースもあります。ただし、BIOS設定の変更は上級者向けなので、十分な知識がない場合は慎重に行うか、詳しい人に相談することをおすすめします。